リーガ勢がベスト8で敗退する異常事態
今季のチャンピオンズリーグはラウンド8から
ホーム&アウェイ方式から
1発勝負のノックアウト方式へと変わった。
新型コロナウイルスが全世界に波及したことで、各国のリーグは中断、
チャンピオンズリーグも再開が危ぶまれたが、無事に再開。
しかし従来の方式とは違い、試合数を少なくしたシステムに変わった。
これにより、割を食ったのは名門チームたちである。
特にリーガ勢はここ10年間でレアル、バルセロナ、アトレティコのどこかが
必ずベスト4に残っていた。ベスト4に入ったランキングでも堂々の1位である。
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そんなリーガ勢は揃ってベスト8で姿を消した。
これはコロナの影響を受けたとみて間違いない。
リヨンがマンチェスターシティに勝てば、ベスト4にプレミアリーグ勢がいないことに
この記事を書いている現在、朝4時に始まる
リヨン対マンCの結果次第でさらにあり得ない組み合わせになる可能性になる。
リヨンがもし勝つことになれば、プレミアリーグ勢も消えることになり
ここ10年の歴代ベスト4入りリーグで2位の実績を誇るイングランド勢が
もうチャンピオンズリーグではみられないということになるのだ。
ここまでの情報では
パリサンジェルマン、ライプツィヒ、バイエルン、
そしてリヨンかマンC
この5チームの内すでに3チームはベスト4進出が決定。
リヨンが勝てば、リーグアン勢とブンデス勢の対決が実現する。
ここ10年のCLベスト4を考えるとこの組み合わせは異例となる。
コロナがなければおそらくこうはならなかっただろう。
優勝は8発でバルセロナを粉砕したバイエルンが有力か。ライプツィヒの伏兵感が怖い
この組み合わせの中で優勝経験があるクラブはバイエルンのみである。
となれば直近の試合でメッシ擁するバルセロナを8発で沈めている
バイエルンは優勝してもおかしくはないだろう。
パリサンジェルマンやシティに関しては、戦力的にバイエルンと並ぶものの
どこか隙があるようにみえ、優勝するには何か1つ足りない気がする。
また怖いのがドイツ勢として残っているライプツィヒだ。
ここまでサッカーの分析力に優れた人でもこのチームがベスト4に残るなど
予想できなかったのではないだろうか。
33歳の若き指揮官ナーゲルスマンはここまでモウリーニョのトッテナムと
シメオネのアトレティコを倒し
ジャイアントキリングを2回起こしていることから伏兵としてまさかがあり得なくはないだろう。
今シーズンすでに得点源だったヴェルナーをチェルシーに奪われた
2009年創設の新興クラブは
見事その穴を戦術で埋め、ベスト4に駒を進めた。
バイエルンとのドイツ勢同士での決勝戦が実現すればこれはまた熱くなりそうである。
新型コロナがなければおそらくレアルもバルサも早々に敗退はしなかっただろう。
さらに選手交代も5人できるのもこの組み合わせを生んだ要因の1つといえる。
果たして今季のヨーロッパチャンピオンはどこになるのか?予想がつかない。
普段ヨーロッパサッカーを観ない人も今季のチャンピオンズリーグは異例なので
是非観てほしいと思う。
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