日本人の海外移籍ラッシュはJリーグのファン離れを引き起こすのか?

Jリーグ
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2019年夏Jリーグでは海外に移籍する若手選手達が激増し

中にはビッグクラブへと旅立ったものもいる。

FC東京からレアルマドリードへ移籍した久保建英はもちろん

バルサに移籍した安部裕葵

マンチェスターシティにはガンバ注目の若手だった食野亮太郎

その他にもベルギーやオーストリア、オランダなどに移籍した選手が多数存在する。

 

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Jリーグの若手選手のヨーロッパ流出はファン離れを引き起こす?

Jリーグから海外へのクラブに若手の選手が移籍することは

日本代表の強化という意味ではとてもいいことだろう。

だがJリーグがそれで強くなるかと言えば、私は首をかしげる。

理由としてはJリーグファンの多くが選手を応援している点だ。

例えばヨーロッパのクラブの場合、応援しているクラブを変えたりはしない。

だが日本人は平気でそれをやる。

実際そういう男性に私は話をきいた。

彼が鞍替えした理由は、そのクラブのファンが過激で嫌気がさし、ちょうど

転勤で地元を離れ他県に住んだところその地元クラブが気に入り

元々応援していたクラブのファンをやめたという。

またJリーグの女性ファンに非常に多いのがイケメン選手を追っている応援スタイルだ。

このスタイルだとその選手がそのクラブで引退するまで所属してくれれば

ずっとファンでいてくれるが、その選手が別クラブへ移籍してしまうと

ファンをやめる恐れがでてくる。
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特にイケメンの若手選手には女性ファンが多い、移籍することでそのファンがバルサやレアルのユニフォームを買い、

Jクラブのユニフォームを着ないという選択をした場合、Jクラブとしては大きなマイナスだ。

そう考えると選手の海外移籍は

メリットばかりでないと感じる。

経済的にも苦しい若年層のファンがレアルのユニを15000円で購入し

さらに地元のJクラブのユニに同じ額を投資するかといえば

難しいと感じる。

 

地元クラブの選手がバルサやレアルに移籍後、トップチームで活躍すれば簡単に解決

私にはフランスのサッカーファンの友達がいるのだが

彼はナンシーという日本人には馴染みのないクラブを応援している。

このナンシーは彼の地元クラブで日本で生活していても常に試合をみて情報はチェックしているようだ。

なぜナンシーを応援するのか?地元を愛してるというのもあるだろうが

きっとそれだけではない。

例えばフランスのナンシーの下部組織出身の選手でバルサで活躍するラングレというDFがいる。

ナンシーからセビージャそしてバルサへとステップアップした選手だ。

そのフランス人の彼からすればバルサで活躍してくれることは誇りであり、

地元から名門へと移籍し活躍したことでさらにクラブ愛が強まったといえる。
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そして日本人にはない自分の国に対する愛国心が強いところもあり、

仮にバルサに好きな選手が移籍しても彼はバルサのユニフォームを買うことはなく

チャンピオンズリーグでは同じ国のクラブパリサンジェルマンを応援する。

もしバルサやレアルで久保建英や安倍が活躍すればこのフランス人の彼のように

地元クラブを誇りに思い、簡単にファンをやめるということはなくなるだろう。

 

優勝を目指すFC東京にとって久保建英を夏に引き抜かれるのは超マイナス

今季Jリーグで首位を走るチームは川崎フロンターレではなく

久保建英がいるFC東京である。

チームの原動力となっていた久保だが、

6月29日のマリノス戦を最後にスペインのレアルマドリードへと移籍。

7月、8月という暑さのピークを迎える前にチームのシンボルとなっていた

攻撃の核を失うのはFC東京にとっては大きな痛手である。

久保の移籍が影響してかはわからないが、8/25の現時点で

FC東京の勝ち点は49。


2位鹿島との差はわずかに4と大きく引き離すことには成功してない。

油断をして勝ち点を落とせば、あっという間に抜かれてしまう恐れがある。

久保がまだ残留していればもっと勝ち点を伸ばすことができたと考えるなら

彼のシーズン途中での放出はするべきでなかったといえる。

選手の移籍を引き止めることがクラブとして難しいのであれば

ヨーロッパと同じシーズン開催期間にする必要があるだろう。

特に日本では近年湿度が高くなりすぎて7月・8月にサッカーをする環境ではなくなってきている。

理想は暑さがだいぶ和らぐ8月後半から開幕して5月後半に終わることである。

アイドルになりそうな若手選手の流出、シーズン途中での移籍、

そして酷暑でのサッカー、日本サッカーの問題は尽きない。

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