- 2024-2025シーズンCL(チャンピオンズリーグ)決勝はインテル・ミラノとパリ・サンジェルマンに決定
- 2009-2010シーズンCL優勝、3冠を達成した歴代最強のインテルメンバーを振り返る
- GK 背番号12 ジュリオ・セーザル 在籍期間2005-2012
- DF 背番号13 マイコン 在籍期間2006-2012
- DF 背番号6 ルシオ 在籍期間2009-2012
- DF 背番号25 サムエル 在籍期間2005-2014
- DF 背番号26 クリスティアン・キヴ 在籍期間2007-2014
- MF 背番号4 サネッティ在籍期間1995-2014
- MF 背番号19 カンビアッソ 在籍期間2004-2014
- MF 背番号10 スナイデル 在籍期間2009-2013
- FW 背番号9 エトー 在籍期間2009-2011
- FW 背番号22 ディエゴ・ミリート 在籍期間2009-2014
- FW 背番号27 ゴラン・パンデフ 在籍期間2001−2004、2009-2012
- 3冠を成し遂げた黄金期インテルとCLで似た対戦成績のシモーネ・インザーギインテル
2024-2025シーズンCL(チャンピオンズリーグ)決勝はインテル・ミラノとパリ・サンジェルマンに決定
今シーズンのチャンピオンズリーグの決勝にはレアル・マドリーがいない。
決勝のカードはなんとプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガのクラブではなく、イタリアセリエAとリーグ・アンのクラブの対決となった。
2024−2025CL決勝
— footwallふっとうぉーる (@footwallcolumn) May 10, 2025
インテル対パリ・サンジェルマンのオッズ pic.twitter.com/G5kzja9tSe
インテルは2022-2023シーズン、対するパリ・サンジェルマンは2019-2020シーズン以来の決勝であり、どちらも前回は優勝を惜しくも逃したクラブである。
インテルは30代のベテラン選手が多く在籍している一方で、パリ・サンジェルマンは25代後半の選手が中心となっている。
チームの年齢構成の違いも対象的でありおもしろい組み合わせだ。
インテルはヤングバルセロナを倒しており、年齢が高齢なことは試合の勝敗に左右しないことを証明した。
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パリ・サンジェルマンに関してはプレミアリーグ勢をことごとく打ち破っており、ネイマールやエムバペが在籍していた2020年頃よりもチームとしての完成度は高い。
私はリーグアンではパリ・サンジェルマン、セリエAではインテル・ミラノがお気に入りのクラブであるためどちらを応援しようか迷っているところだ。
どちらが優勝しても嬉しいという状況となった。
今回は15年前のマッシモ・モラッティ会長時代に3冠を達成した最強インテルのメンバーを振り返ることにした。
このときのチームを率いていたのはモウリーニョであり、彼はインテルに来る前すでにポルトガルのポルトでCLを制覇した経験があった。
2004年のポルトとモナコのCL決勝でそのモナコを率いてたのは現フランス代表監督であるデシャンであったことは、知らない人が多いかもしれない。
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2009-2010シーズンCL優勝、3冠を達成した歴代最強のインテルメンバーを振り返る
2009-2010シーズンのインテルは、セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグのタイトルを取り、3冠を達成した。
CLでは45年ぶりにインテルが優勝。
決勝の相手はドイツの絶対的王者バイエルンで、ロッベン、リベリーというワールドクラスのサイドアタッカーを抱えており、ノイアーがまだ加入していなかったもののインテルの代わりに優勝してもおかしくないチームだった。
監督はオランダの名将ファンハール。当時のインテルの監督はモウリーニョで、彼らは過去にバルセロナで師弟関係にあった。(1997年から3年間モウリーニョがファンハールのアシスタントコーチ)
GK 背番号12 ジュリオ・セーザル 在籍期間2005-2012
Embed from Getty Images当時のブラジル代表のゴールキーパー。ブラジルの名門フラメンゴ
イタリア人の実力あるGKトルド引退後背番号1を受け継いだインテルの歴代NO1守護神。
2010年にはセリエA最優秀GK賞さらにUEFA最優秀GK賞も受賞している。
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DF 背番号13 マイコン 在籍期間2006-2012
Embed from Getty Imagesインテル歴代最強の右サイドバック。
2010年当時であればマイコンが世界で最も優れた右サイドバックであったことは間違いない。
インテル在籍時はピークだったため、2011年にチェゼーナから移籍した日本代表の長友佑都は右サイドバックでしかプレーできないのであれば居場所はなかっただろう。
彼は左サイドでもプレーできたので、インテルには居場所があった。
マイコンはサイドバックでありながら角度のないところからゴールを決める力があり、ときにはFWになるためものすごく怖い選手である。
2012年にマンチェスター・シティへと移籍し、インテルを退団。しかしインテル時代に体を酷使すぎたためか、怪我によりリーグ戦わずか9試合しか出場できなかった。
DF 背番号6 ルシオ 在籍期間2009-2012
Embed from Getty Imagesインテルのブラジル人3人目はセンターバックのルシオだ。
2009−2010年シーズンCL決勝の相手ドイツのバイエルンから2009年突然戦力外通告を受けインテルと移籍。
バイエルンのおかげでモウリーニョインテルはルシオを獲得でき、ディフェンスラインが安定した。
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DF 背番号25 サムエル 在籍期間2005-2014
Embed from Getty Imagesアルゼンチン人のセンターバックでルシオとの鉄壁コンビはあのペップバルサの攻撃をも凌いだ。
2005年にレアルからインテルに移籍してきたわけだが、サムエルはザ・ウォールと呼ばれ、身長は183cmしかなかったものの、鉄壁のディフェンスで何度もチームも救った。
彼が左利きだったことも重宝された理由の1つだろう。
イバン・コルドバとコンビを組んでも問題なく鉄壁のディフェンスを披露していた。
DF 背番号26 クリスティアン・キヴ 在籍期間2007-2014
Embed from Getty ImagesインテルではセリエAの中で特に多国籍なチームではあるが、キヴの国籍はかなり珍しいだろう。
彼の国籍はルーマニアであり、数年母国のクラブでプレーしたあと、オランダ育成の名門アヤックスへと移籍した。
その頃のアヤックスでは、後にインテルでチームメイトであるズラタン・イブラヒモビッチ、スナイデル、マクスウェルといった選手たちとプレー。
2003−2007までローマで過ごした後に、インテルへと移籍した。
インテルでは7年間主に左サイドバックでプレーし、2014年インテル在籍時に現役を引退した。
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MF 背番号4 サネッティ在籍期間1995-2014
Embed from Getty Imagesアルゼンチン人の選手でありながら、10年以上に渡りインテルに在籍してくれたバンディエラ。1995年から2014年までの在籍だからほぼ20年である。
若い頃はサイドバックとして活躍した選手だが、徐々にポジションが中央になり、セントラルミッドフィルダーとして地位を確立する。
2010年頃は同じくアルゼンチン人のカンビアッソと名コンビを築いていた。
インテルを代表するキャプテンであり、歴代のキャプテンの中でもサネッティは特別だ。
引退したあと彼は今もインテルの副会長として、クラブのために働いている。
インテル一筋19年で鋼の肉体を持った鉄人サネッティは、インテル史上最多となる通算858試合出場という素晴らしい記録を残している。
MF 背番号19 カンビアッソ 在籍期間2004-2014
Embed from Getty Images15歳でスペインの名門レアル・マドリーに入団したエリート選手である。
レアル・マドリーでの選手キャリアはそれほど長くはなかったが、2004年にインテルに移籍してからの活躍は目覚ましく、クラブのタイトル獲得に貢献した選手の1人だ。
2014年までインテルに在籍し、10年間中盤の選手として活躍、ときにはセンターバックを任されるなど複数のポジションをこなすマルチロールでもあった。
インテルでは10年の在籍期間で300試合以上に出場。まさにレジェンドである。
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MF 背番号10 スナイデル 在籍期間2009-2013
Embed from Getty Imagesインテルが3冠を達成できたのはシーズン開始と同時に、このオランダ人が加入したことが大きい。
2009年までスペインの名門レアル・マドリーに在籍していたが、レアルがクリスティアーノ・ロナウドやカカなどを獲得したことにより、放出となり、インテルへと移籍してきた。
そのおかげでインテルは3冠を達成できたので、レアル・マドリーには当時感謝をしたものだ。
インテルのトップ下は歴代でもレコバやフィーゴなど数多くの名手が務めたが、スナイデルはそれ以上の活躍をみせている。
この時代のバロンドール候補はメッシ、シャビ・エルナンデス、イニエスタ、スナイデルが上位4名であり、
メッシが最終的に受賞したが、ワールドカップ、CLも獲得してない選手が受賞したことに当時は批判があった。
イニエスタやスナイデルのほうが相応しいと思ったファンも多くいただろう。
FW 背番号9 エトー 在籍期間2009-2011
Embed from Getty Imagesカメルーンのレジェンドであり、2010年の南アフリカワールドカップをみていた世代はエトーがどれだけすごい選手かは知っているだろう。
ワールドカップでは日本と対戦し、カメルーンは負けてしまったが、エトーは当時の日本の実力を考えるとかなりの脅威であったことは間違いない。
インテルにとっても2009年にバルセロナからエトーをイブラヒモビッチの移籍金の不足分の補填という形で、獲得できたことはラッキーだった。
イブラヒモビッチよりも当時としては価値が低いとされていたエトーだったが、インテルの3冠に貢献。
ミリート、パンデフの3トップは豪華な攻撃陣だった。
またクセの強いモウリーニョの戦術にもフィットしたのも大きい。
エトーはバルサでメッシが中央にコンバートされるまで、CFを長く務めていた選手でもあり、その彼が攻撃の一角を担ってくれたことで、ズラタン・イブラヒモビッチの退団による攻撃力不足は解消された。
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FW 背番号22 ディエゴ・ミリート 在籍期間2009-2014
Embed from Getty Images名ストライカーが多くいるアルゼンチン代表の中でもディエゴ・ミリートは特に目立った選手ではなかったが、インテルでは、恐ろしいくらい活躍をした選手だった。
CL決勝のバイエルン戦では、彼の2ゴールを守りきり優勝。
ディエゴ・ミリートはファンの間でランボーやロッキー、エクスペンダブルズで知られるハリウッドスターシルベスター・スタローンに容姿が似ているとされており、このシーズンのミリートはまさにランボーを演じたスタローンのようだった。
決勝の前の準決勝ペップ率いる優勝候補メッシ擁するバルセロナ戦でもゴールを決めており、ミリートはモウリーニョインテルにおける必殺カウンターだったのは間違いない。
FW 背番号27 ゴラン・パンデフ 在籍期間2001−2004、2009-2012
Embed from Getty Images2004年までインテルに在籍し、一度はクラブを離れ、スタンコビッチとトレードという形でラツィオに移籍したものの、再び2009年にインテルに復帰した。
北マケドニアの選手であり、この国のレジェンド選手でもある。
左利きの選手であることからモウリーニョ監督に左サイドで起用され、3トップの一角を担った。
他にもフォワードはバロテッリなど実力ある選手がいたが、モウリーニョの対立が激しく、安定した活躍ができなかったため、パンデフの復帰はインテルの3冠に大きく影響したことがわかる。
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3冠を成し遂げた黄金期インテルとCLで似た対戦成績のシモーネ・インザーギインテル
2025年の今シーズンのインザーギ監督率いるインテルはモウリーニョの黄金期と酷似している。
CLの対戦相手が準々決勝でバイエルン、準決勝でバルセロナだった。これはモウリーニョ監督時代の2009-10シーズンの準決勝と決勝の対戦チームと同じである。
15年前はこの2チームを倒したらビッグイヤーを掲げていたが、今シーズンは残る1試合を勝たなければ優勝トロフィーは獲得できない。
パリ・サンジェルマンがまさかの決勝の相手であり、この組み合わせになると誰が予想できただろうか。
どちらが勝つか正直わからないため、ものすごくおもしろい試合になりそうな予感がする。
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