都並敏史氏が解説するチャンピオンズリーグハイライトでチェルシー対パリサンジェルマンの1戦を解説
日本テレビでチャンピオンズリーグの試合の後、放送されているチャンピオンズハイライトで、日本の名解説者の
都並さんが第1戦セカンドレグのパリサンジェルマンとチェルシーの1戦を解説した。
パリサンジェルマンはホームのファーストレグで2-1で勝利しており、守備的なサッカーをするかと思いきやなんと
パリのブラン監督はあり得ない采配をしたのである。
チェルシーはエデン・アザールとペドロ・ロドリゲスが相手サイドバックをマークするため自陣に下がる
チェルシーのホーム、つまりパリにとっては完全アウェーの中、ブラン監督はサイドバックをハーフラインの高い位置に置き
相手のウイングアザールとペドロを守備せざる得ない状況を作る。
一見リスキーな采配にみえるが、実は計算された戦略でもあった。
パリサンジェルマンはブラン監督の好采配とディ・マリア、イブラヒモビッチの活躍もありチャンピオンズリーグベスト8に進出
ブラン監督がなぜサイドバックをハーフラインよりも高い位置に置いたのか?
それは
- 相手ウイングアザールとペドロに決定的な仕事をさせないため
- ディ・マリアをフリーにし、中盤を数的優位にしたかった
この状況をブラン監督が作りたかったためだ。
中盤にチェルシーの選手が少ないため、攻撃の起点となるディマリアが常にフリーとなっていた。
そのディマリアから何度もチャンスが作られ、
実際のイブラヒモビッチの得点も彼のチャンスメイクから生まれている。
結果アウェーでパリが2-1で勝利し、2戦合計スコア4-2でパリがベスト8に進出した。
ヒディンク監督の守備的な采配を逆手にとった「勇気あるブラン采配」
ブラン監督は戦略家である。
ヒディンク監督が守備的な采配をすることを事前に調査し、エースアザールが守備をしつこくしないことを逆手にとる。
パリのSBマルキーニョスは無理に相手陣内に侵入せず、アザールにマークさせることに専念し
相手サイドバックの攻め上がりを完全に阻止していた。
「前半だけで4、5度、同じ形があり、チェルシーは攻撃することができなくなっていた」と都並氏は分析した。
チェルシーを下したパリSGの勝因は「勇気あるブラン采配」…都並氏が分析 | サッカーキング3月11日深夜、日本テレビの『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』が放送。元日本代表DFの都並敏史氏が、3月8日、9日に行われたUEFAチャンピオンズリー···
この戦術が見事にハマりチェルシーは攻撃をすることができなかったわけだ。
「分析に分析を重ねて、前半からリスクを懸けて攻撃的に仕掛けることを選択」した点について「勇気ある采配」と、都並氏は評している。
チェルシーを下したパリSGの勝因は「勇気あるブラン采配」…都並氏が分析 | サッカーキング3月11日深夜、日本テレビの『UEFAチャンピオンズリーグハイライト』が放送。元日本代表DFの都並敏史氏が、3月8日、9日に行われたUEFAチャンピオンズリー···
都並氏は分析に分析を重ねたブラン監督の采配を「勇気ある采配」と大絶賛。
チャンピオンズリーグは選手の神プレーばかりがクローズアップされるが、こうしたマニアックな戦術対決も
見逃せない。
サッカー初心者の方もサッカーマニアの方もこの試合の動画を何度も見直して、両監督の戦術に対する理解度を
深めてほしいと思う。
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