バルセロナの元スペイン代表MFシャビは、6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝、ユヴェントス戦での途中出場によりCL通算出場数を151に伸ばし、歴代最多を記録している。
今シーズン終了後、カタールのアル・サッドに移籍することが決まっているシャビは、この試合がバルセロナでのラストゲームとなっていた。
http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=31615

シャビ・エルナンデス 35才 所属バルセロナ→カタールアルサッド
1998年バルセロナでプロデビュー後、現在に至るまでどこにも移籍することなくバルセロナでプレーしてきた。
去年バルセロナの顔ともいえるプジョルが退団し、今度は今のクラブの象徴であるシャビがクラブを去る。
なんとも悲しく、そして寂しいことか・・・
サッカー選手が同じ場所の同じポジションでずっとプレーをし続けることは非常に困難である。
今シーズンからルイス・エンリケから指揮をとり、戦術もグアルディオラのポゼッションサッカーとはまた違うものになり、
シャビを経由しなくてもメッシ・スアレス・ネイマールの3人で点を取ることが可能になった。
事実チャンピオンズリーグ決勝のユベントス戦では78分から途中出場している。完成度の高いイニエスタ、ラキティッチの中盤がシャビを不要にさせた。
かつてジョゼップ・グアルディオラはこう言った。
「シャビ・エルナンデスはいつか私を引退させるだろう。そしてシャビは、アンドレス・イニエスタに引退させられることになる」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150605-00010004-sdigestw-socc
グアルディオラは自分がバルセロナを去るときに、この時をすでに予見していたのだ。そしていずれはイニエスタも誰かによって引退させられるのだろうか・・・
イニエスタ・シャビが魅せるバルサ式パスワーク
バルセロナの中盤によそ者が割って入るのは難しい。カンテラで育ち、プレミアのバルセロナことアーセナルに17才からレギュラーだったセスク・ファブレガスも2011年バルサに復帰したが
去年退団し、モウリーニョのチェルシーへと移籍した。事実上の戦力外だった。
セスクがシャビやイニエスタに劣っているとは思えない、しかし長年培われたシャビ・イニエスタに2人のコンビネーションを超えることができなかったのだ。
この2人のパス回しはミリ単位なのかと思うくらい繊細であり、おそらくは長い年月の元に熟成されたものなのだろう。
いわば日本の伝統工芸の職人と一緒である。
その職人芸であるコンビネーションが世界レベルだと言わしめたのが2010年南アフリカワールドカップだろう。無敵艦隊であったスペイン代表をついに優勝へと導いた。
おそらくこの2人のどちらかが欠けていたら、優勝は無理だったに違いない。
そしてまだまだ中堅のクラブならシャビはまだ第一線で活躍できる選手。
バルセロナは個人的にそこまで好きなわけではないが、シャビという選手は大好きなので、なるべくカタールでのプレーもチェックしたいと思っている。
コメント