ディルク・カイト
35才 フェイエノールト所属 ポジションFW MF
フェイエノールトでは過去に小野伸二とプレーした経験を持つ
今夏移籍したフェイエノールトはカイトにとっては古巣で、前の在籍時には元日本代表小野伸二やファン・ベルシーなど共にプレーしていた。
そしてオランダで活躍したのち、2006年にプレミアリーグの強豪リヴァプールへと移籍する。
1シーズン目から2桁得点も翌シーズンはトーレスにトップの座を明け渡す
リバプールに移籍した直後、カイトは目覚ましい活躍をみせ12得点し2桁得点でシーズンを終えた。
翌シーズンも同じようにトップでプレーすることが予想されたが、戦術の変更、現在アトレティコマドリードに所属しているフェルナンド・トーレスの加入によって、定位置を追われることになる。
しかしポジションを右のウイングに移すと、新たなる才能が開花。
これ以降、チームのレギュラーとなる。
2011-2012シーズンに持ち前の運動量が低下したことが理由で、戦力外となり退団。このシーズン終了後トルコのフェネルバフチェに移籍する。
2014年ブラジルワールドカップではサイドバックを務めた
カイトという選手は監督を選ばない。その理由は高いユーティリティー性にある。
トップから最終ラインまでこなすことができ、ブラジルワールドカップではSBを見事に務め上げオランダを3位に導いた影の立役者である。
左のウイングバックで先発したFWディルク・カイトは後半11分からは右のウイングバックに回り、後半31分にFWクラース・ヤン・フンテラールが投入されると、右ウイングにポジションを上げた。この試合がオランダ代表史上7人目となる国際Aマッチ100試合目の出場だったカイトは「彼は世界最高の戦術家だ」と、ルイス・ファン・ハール監督の手腕を称えた。
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オランダの監督だったルイス・ファン・ハールの采配も見事だが、試合中のポジション変更に関わらず優れた対応力をみせたカイトも賞賛したい。
現代のサッカーではカイトのような選手が必要
キーパーですた11人目のフィールドプレーヤーと言われるようになった現代のサッカー。これからのフットボールはこのカイトのような選手がより一層求められるようになるだろう。
逆にいえば「俺はセンターフォワードしかやらないよ」という選手は使ってもらうことが難しい時代になっていくのかもしれない。
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