ロシア・ワールドカップのアジア二次予選が16日に行われ、日本代表とシンガポール代表が対戦。日本はホームで猛攻を仕掛けるも、相手堅守を崩せず、0-0のドローに終わった。
試合後、『サッカーキング』ではサッカー解説者のセルジオ越後さんに話をうかがい、振り返ってもらった。
「親善試合ではなく、しっかりと研究してきた相手には何もできない。裏のスペースを消した相手に対して、展開力もスキルもなかった。アジアカップのUAE戦と一緒で、同じ試合を見ているようだったよ。ハリルホジッチはすごいとみんな言っていたけど、過去の戦いとどこが変わったの? 相手監督には素晴らしいと言うべきじゃないかな」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00323196-soccerk-socc
裏のスペースを消され、本田、香川、岡崎、宇佐美でも崩せず・・・
裏のスペースを消されて柴崎はパスが出せなくなった。本田も香川も良くなかった。酒井宏樹なんてひどかったよ? 海外組もスーパーじゃないし、スキルがこれしかないということ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00323196-soccerk-socc
スペースがなくゴールが遠かった・・
セルジオ越後氏がまたも吠えた。まあ大方試合を観戦していてまたイラク戦のときのようにバッサリいくだろうなと思ったが(笑)
たしかに今回も結果だけでなくイラク戦同様にいい内容ではなかったと思う。
この試合でアジアの弱小国でもきっちりラインコントロールをして守備のブロックを作れば、
「日本とは引き分け以上の結果になるぞ!」
とアジア諸国に弱点を晒してしまったのではないかと心配になるほど、ゴールが遠く感じた。
スペースを作らないと・・
かつて元日本代表監督のオシム氏が、
「日本のプレーヤーはスペースという概念が充分でない」と指摘したが、
この試合を振り返るとこの言葉の意味がなんとなくわかる。
つまり「スペースに飛び込むのではなく、スペースを自ら作る」
選手がこの試合の中では1人足りなかったということだ。
セルジオ越後が
狭いところで崩せないよね。(フットサル日本代表の)森岡薫がいたら3点は取れていたかもしれないよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00323196-soccerk-socc
と言っているが、これはつまり森岡のようなプレーヤーが1人いれば相手DFを引き付けてスペースを作り出すことができるということで例にだしたと思われる。
パス回しで崩せないのなら、メッシやネイマールのようなスーパードリブラーがいないと崩すのは難しい。
シンガポールのように常に日本が陣内にくるとペナルティーエリアのなかに4~5人がいるという状況ではいかに相手DFをゴールから遠ざけるかが、重要になってくる。
この動きをドルトムントの香川真司に期待したのだが、この試合も単調なプレーで終わってしまい自らスペースを作ることはできなかった。
宇佐美にしても同様で少しプレーに迷いがあったのか、ガンバでプレーしているときとは別人のように思えたのは気のせいだろうかーー
ハリルホジッチ監督相手GKイズワン・マフブドをベタ褒め
少しの運、そして向こうのキーパーを褒めなくてはならない。6点は防いだと思う。こんなに止めたのは見たことがない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00689816-gekisaka-socc
相手をほめてどうする?と言いたくなるが、これは私も納得せざるを得ない。
間違いなくこの試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチを挙げるとしたらこのキーパーだ。
解説の松木安太郎が「ゴールキーパーが目立つということは日本がそれだけ攻めてる証拠ですから」
と言っていたが、逆をいえば全てのシュートをこのキーパーに防がれているということにもなる。
そしてこのキーパーのおかげでわかったことが1つある。日本はワールドクラスのGK相手に今のままではゴールが奪えないということだ。
相手GKは元ストライカー
相手監督も試合後に
「彼は24歳と若く、時期に大きなクラブからオファーがくると思う。元ストライカーで、リアクションが早くて素晴らしい選手。日本でプレーする日も来るのではないか」
http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=31955
と言っており、「元ストライカー」という点でもこのコメントには残念ながら反論の余地がない・・
これは冗談だが、日本に帰化して代表に入ってもらいたいほどだ(笑)
いっそのこと川島と交換して・・・ これ以上言うと川島ファンの方に怒られそうなのでやめておこうww
宇佐美貴史をトップ下かセカンドトップへ
冒頭のスペースが生まれなかった原因には選手のポジションにも問題があるように思える。
例えばガンバ大阪の宇佐美だ。
本人はサイドよりも中央のほうがプレーしやすいらしい
クラブでも長谷川健太監督ではサイドではなく、セカンドトップとして起用されている。
本人も今のポジションが気に入ってるらしく、点を量産できているのも適正なポジションに配置されているからだろう。
香川真司が現在、日本代表のトップ下を務めているが、正直言うと宇佐美のほうが今のシステムだったら向いている気がする。
実際ドリブルで仕掛けていく回数は香川よりも多かった。
特にスペースを埋めてくるようなガチガチのディフェンスをしてくる相手には宇佐美のようにドリブルで仕掛けていく選手のほうがスペースが生まれやすい。
そのため引いてくる相手の対策の1つに宇佐美のトップ下を推奨したいと私は思う。
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