日本代表清武弘嗣だけじゃない。今夏世界3大リーグのチームに移籍したブンデスの選手達
今夏ポール・ポグバがマンチェスターユナイテッドに史上最高額の移籍金で移籍し話題になった2016夏移籍市場。
日本人が多く在籍しているドイツのブンデスリーガからもビッグクラブへとステップアップした若者たちがいる。
その代表的な選手を順に紹介するので是非この選手達だけは押さえてもらいたいと思う。
ロン・ロベルト・ツィーラー GK ハノーファー⇒レスターシティ移籍
27才の若きゴールキーパー。
ハノーファーでは2011年以降、1試合を除き全ての公式戦に出場している。
日本代表の清武と酒井宏樹、山口蛍とはチームメイトだった。
そんなゴールキーパーを岡崎慎司所属のレスターシティが獲得。
しかも移籍金は僅か4億円ととても格安だった。
買い物上手なレスターシティらしい獲得で、
ツィーラーはユナイテッドのユース出身であることから早くに順応できる可能性はあり
金額以上の活躍が期待できそうである。
正守護神シュマイケルの放出に備えての獲得ではないかという意見もあるが、
果たして冬の移籍が閉じた時点で正GKの座にいるのはどちらだろうか。
メフディ・ベナティア DF バイエルン⇒ユベントス移籍
2014年までセリエAのローマでプレーし、バイエルンでは2シーズンプレーしていた29才のCB。
グアルディオラの信頼を完全に得るには足りず、自身の怪我などもあり、29試合しか出場記録がない。
ただ、相手選手を自由にさせない守備には定評があり、ローマ時代はマーカーの代表格だった。
ユベントスではボヌッチ、キエッリーニ、バルザーリとイタリア代表にも選ばれている鉄壁の3人がいるので
レギュラー奪取は難しいかもしれないが、誰か1人怪我で長期離脱となれば、重宝されることは間違いない。
ジョエル・ジョブ・マティプ DF シャルケ⇒リバプール移籍
2016年の2月にすでにリバプール加入が決定していたカメルーン代表のCB。
2010年の南アフリカワールドカップでは日本との対戦に若干18才で出場しており、
その才能に疑いの余地はない。
内田篤人がいるシャルケには7シーズン在籍していた。
身長は195cmとセンターバックとしては世界レベルで
ヘディングのシュートも得意なのと、フィジカルは強くはないがスピードがあるため
スピードタイプのアタッカーに強い。
開幕から3節でようやく先発で試合に出場し、2試合で2失点とリバプールの守備を支えた。
クロップ監督がかかげるハイプレスをかけたショートカウンターのサッカーに適しているCBだと私は思う。
イルカイ・ギュンドアン MF ドルトムント⇒マンチェスターシティ移籍
グアルディオラに気に入られた香川真司がいるドルトムントからやってきたドイツ人の選手。
先日行われたチャンピオンズリーググループリーグ第1節でようやくシティデビューをはたし
4-1の勝利に貢献した。
彼は僕をすごく信頼してくれているので、その恩をとにかく返したい。
http://www.goal.com/jp/news/74/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/2016/09/15/27549792/
グアルディオラとの関係は良好なようで、恩返しをしたいと語っている。
ポジションを争うのはあのスペイン代表でシティで長いシーズン、
攻撃を牽引してきたダビド・シルバだけに毎試合出場できる可能性は低いが、
香川の元チームメイトとして頑張ってほしいところ。
ドルトムントからプレミアリーグに過去にいった選手ではロシツキー、ヌリ・シャヒン、香川と
成功した例はないがギュンドアンは果たして・・・
ヘンリク・ムヒタリアン MF ドルトムント⇒マンチェスターユナイテッド移籍
昨シーズンドルトムントでマルコ・ロイス、香川真司、オーバメヤンと共に
ファンタスティック4と称えれたワールドクラスの選手の1人。
今夏、モウリーニョ率いるマンチェスターユナイテッドに移籍し、日本でも話題を呼んだ。
フィジカル的な要素がブンデスリーガよりも求められるリーグでの活躍には疑問があり、
先日のシティとのダービーでは先発出場したものの
ハーフタイムに途中交代を命じられている。
原因は中央が得意なムヒタリアンがサイドで使われていることであり、それは香川のユナイテッド時代と変わらない。
1人か2人の選手はそのレベルを下回り、チームがツケを払うことになった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160911-00010011-soccermzw-socc
モウリーニョは宿敵グアルディオラが率いるシティとのダービーに負けた原因をムヒタリアンのせいにしており、
香川と同じようにベンチで長いシーズンを過ごすのではと、早くも懸念されている。
昨シーズンドルトムントで10番をつけ、ブンデスリーガではアシスト王にも輝いた
ムヒタリアンはモウリーニョの信頼を取り戻すことができるのだろうか。
レロイ・サネ MF シャルケ⇒マンチェスターシティ移籍
マンチェスターダービーでは後半に途中出場し、いいアクセントを生み出していた若干20才の
ドイツ人アタッカー。
シャルケでの活躍が認められ、今夏グアルディオラの強い希望でシティに加入。
同じく、同年代の選手がレンタルで出される中、トップチームに残った。
4-0で大勝したボルシアMGとのチャンピオンズリーググループリーグ第1戦では
後半途中で出場し、イヘアナチョのゴールをアシストしている。
まだ序列的には控えだが、この活躍を見る限り、その序列をひっくり返せるのではと個人的には思っている。
グラニト・ジャカ MF ボルシアMG⇒アーセナル移籍
2012年に柿谷が在籍していたこともあるスイスのバーゼルからボルシアMGに移籍。
ブンデスリーガでパス成功率驚異の85%をだしたこのジャカはチームを昨シーズンは
リーグ4位に導いた。
それが認められ、今夏プレミアリーグの強豪アーセナルに移籍。23才の若きMFはそのボール奪取スキルに加え、
リーダーシップも持ち合わせており、パス能力も高いため攻撃の起点にもなれる。
ブンデスリーガでみせたプレーを披露できればアーセナルでも生き残ることができるだろう。
清武弘嗣 MF ハノーファー⇒セビージャ移籍
我らが日本代表が誇る、攻撃的MF。
ハノーファーでは昨シーズン10番をつけ、清武がいない試合は攻撃が停滞するほど
チームでの存在感を確かなものにした。
セビージャではすでにバルセロナとのスペインスーパーカップでフル出場するなど
存在感を示している。
過去に大宮アルディージャの家長や川崎フロンターレの大久保嘉人、
あの中村俊輔もスペインのリーガに挑戦したが
そのレベルの高さに順応することはできなかった。
香川がいなければ、代表の10番をつけてもいい実力の持ち主である清武は、今シーズンのリーガで
日本人が活躍できない負の連鎖を断ち切る活躍をみせることができるのだろうか。
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