ACミランのフィリッポ・インザーギ監督は、来季の名門復活に向けた模範的な選手として日本代表FW本田圭佑の名前を挙げた。背番号「10」に対し、退任間際まで揺るがぬ信頼を示している。
まず最初に想起する名前は本田。本田は一日に10時間練習している、みんなが1日10時間練習してくれれば、素晴らしいベースがつくれる。選手がたくさんいる中で、僕が本田の名前を出すのには理由がある。なぜなら、本田は、みんなを団結させてくれる。和解させてくれる。本田のような選手は15人ぐらい存在する。これは重要なこと。そこから重要な選手が生まれる。ミランは早くもいた位置に戻れる」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150530-00010000-soccermzw-socc
ノーゴールでもチームのためにプレイする姿勢が評価されている
ACミランのホーム最終戦はトリノだった。
エル・シャーラウィーがケガから復帰し、2ゴールを挙げて結果ミランが3-0で勝利した。
ただ残念ながらこの試合で本田のアシストは記録されていない。
だがこのゴールまでの流れを巻き戻して見ると分かるのだが、本田のボールキープからゴールが生まれているのだ。
確かにサイドで使われているにも関わらず、足が遅いためカウンターの場面でもなかなかシュートまで、本田の場合もっていくのは難しい。
しかしその驚異的とも言えるボディバランスで本田の場合、相手選手がいる密集地帯でもボールを簡単には失わないのだ。観ていて思ったのだがやはり本田は中央でボールを受けてチャンスを作る、生粋のトップ下なのだと改めて感じた。
存在感は誰よりもあるし、ミランには必要な選手であることは確かだ。
来季はインザーギ解任でアンチェロッティか
私は個人的に思うのだが、インザーギを解任すべきではないと思う。というかアンチェロッティに来てもらう必要がないのではという意見だ。
レアルマドリードでの2年で「デシマ(10度目の欧州制覇)」を達成し、2年目の今シーズンもリーガを最後まで争い、チャンピオンズ・リーグでは準決勝に残っている。
しかしそれはレアルマドリードが一流の選手を揃えているからできたというのも事実である。
ミランにはクリスティアーノ・ロナウドはいない、当然移籍させるための資金もない。レアルよりかははるかに選手の質は落ちるチームを果たして、超一流の選手を起用してきた監督がすぐに結果をだせるだろうか。
監督人事にお金をかけるのだったら、インザーギが必要とする選手を取ってきてもう一度続投させるほうがはるかにいいような気がするのだ。
それに2016年もインザーギの契約はまだ続いているし、逆を言えばアンチェロッティをレアルは手放すべきではないと思う。
来シーズンは、ラファエル・ベニテスがマドリーを率いることが有力とされている。彼は果たして、アンチェロッティを上回る結果と内容を見せることができるだろうか。ベニテスのことだ、選手や周囲との衝突は間違いなく増えるだろう。そして、ペレス会長は来年の今頃、記者会見を開き、こう口にするのだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150530-00010000-sdigestw-socc
後任に噂されているナポリのベニテスに疑問の声もあるからだ。
アンチェロッティならクロップを呼んでほしい
どうしてもインザーギを解任したいのだったら、私はクロップをおすすめしたい。
クロップは低迷しているクラブを救済する方法を知っている監督だ。ビッグクラブで指揮するのが得意な監督ではなく、ドルトムントのような中堅のクラブを率いたほうがより手腕が発揮されるのではないかと思う。
日本のJ2クラブだったセレッソから香川真司を引き抜きエースにしてしまった、監督としてのマネジメント力が今のミラン再編には必要なのだ。
仮にクロップが就任となれば、本田圭祐が引き続き起用される可能性はアンチェロッティより高いことは確実といえる。
結論を言うと私からすれば、本田圭祐という日本代表のスターが再び背番号10をつけ活躍している姿をみたい、ただそれだけのことなのだ。
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