日本代表はアジア最終予選をイラン、イラクにも順当勝ちし決勝までコマを進めた
日本代表は中東で開催されている2016リオオリンピックアジア最終予選で躍動している。
予選が始まる前はオリンピック出場は今回、無理なんじゃないかという不安があったが、それをイラン、イラクという強豪に勝ったことでそれを打ち消してくれた。
北朝鮮戦 1-0
タイ戦 4-0
サウジアラビア戦 2-1
と接戦となった試合もなったがグループリーグを3戦全勝で終え、決勝トーナメントに進むと
イラン戦 3-0
イラク戦 2-1
で勝ち優勝候補のチームを見事撃破した。
準決勝イラク戦に日本は勝利したことで6大会連続のオリンピック出場を決める
イラクに日本は勝ったことで優勝はまだしていないが6大会連続のオリンピック出場を決めた。
「何も成し遂げていない世代」という割には普通に出場を決めてしまうのだからやはり日本はアジアでは最強だということだろう。
j1で満足に試合に出ていない選手やJ2の選手が主要メンバーではあるが、日本は別格とは言わないまでも全勝していることからその強さは本物だといえる。
だが残念なことに元サッカー選手の老人達が日本を痛烈に批判している。
オリンピック世代が好きな人たちはどうかこの先怒らずに最後までみてほしいと思う。
元日本代表木村和司が日本代表を斬る!
戦の北朝鮮戦はひどかった。”勝った”だけよ。大事な大会の初戦で、選手たちが緊張していたのもあるかもしれんが、見るべきものは何もなかった。ガチガチに守って、ただ蹴っているだけ。なんやこのサッカー、勘弁してくれって思ったわ(笑)。
2戦目のタイ戦にしても、やっているサッカーは北朝鮮戦のときと大差なかった。4-0で勝ったけど、それぞれのゴールにこれといったチームとしての意図、狙いのようなものは感じられなかった。相手が相手だから、結果として4ゴール奪えただけ。
3戦目のサウジアラビア戦にしてもそう。自分たちのサッカーというものがないから、相手のシステムに合わせて、相手のよさを消すサッカーに徹して勝ったに過ぎない。攻撃でも、1対1の関係だけで、ふたり目、3人目の選手が絡んでくるシーンはほとんど見られんかった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160122-00010002-sportiva-socc&p=1
1戦目北朝鮮戦は勝っただけでみるべきものは何もなく、ただボールを前に蹴っているだけのサッカー。
2戦目のタイ戦は日本の狙いが感じられず、相手が雑魚だったため結果4ゴールを奪えただけ。
3戦目のサウジアラビア戦は自分のサッカーができない日本が相手のよさを消していくサッカーをしたことで勝ったので2人目、3人目の連動している攻撃がみられなかった。
U-23代表のサッカーは何がある? 蹴って、前に行って、ボールを保持する地域を挽回するだけ。サッカーは、陣取り合戦じゃないじゃろ?
だから、U-23代表のサッカーを見ていると、日本のサッカーは、進化しているんじゃなくて、退化しているように感じる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160122-00010002-sportiva-socc&p=2
さらに木村和司はU-23日本代表が蹴って前に行っているサッカーをしていることについて「進化」ではなく
「退化」
していると批判している。
だが僕はそうは思わない。
ブラジルワールドカップでもそうだったが「守備」が崩壊して日本はワールドカップで結果を残せなかった。
そういう意味ではU-23日本代表の守備の意識の高さは世界と戦っていくのに最も重要な要素だ。
内容はともかく「結果」を出したからこれでいいと私は思うのだが違うのだろうか。
セルジオ越後氏はA代表で活躍できる選手はいなかったと痛烈に批判
選手個人としてはA代表で活躍できるほどのプレーを見せた選手はいなかった。
そこについては不安がある。出場権は得たが日本サッカーの底上げ、育成という部分を考えればできてはいない。アジアで弱者のサッカーをしなければいけなかった状況をどう考えるか。
セルジオ越後氏、五輪出場決定に「素晴らしい」…一方で「宿題も残った」 | サッカーキングAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)準決勝が26日に行われ、U-23日本代表とU-23イラク代表が対戦。1-1で迎えた後半ア···
選手個人としてA代表に入れる選手はいない ⇒ 日本サッカーの底上げ、育成ができない ⇒
アジアで「弱者のサッカー」をしているのが日本の現状
とセルジオ越後氏は痛烈にU-23日本代表を批判している。
元ジュビロ磐田の藤田俊哉はGK櫛引をA代表に推薦
個人的には、A代表に今すぐ呼ぶべきタレントはGKの櫛引だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160127-00010010-sdigestw-socc&p=2
元ジュビロ磐田で黄金期を築いた藤田俊哉氏はA代表に呼ぶべきはU-23日本代表はゴールキーパーである櫛引と語っている。
ヨーロッパでも活躍しているGKが日本代表にはいない以上、一番世代交代をしなければならないポジションだと藤田氏は考えているようだ。
ただ元名選手である藤田俊哉がいいといったのだから、櫛引は世界で通用するGKになる可能性が十分にあるということになる。
櫛引が今年A代表とU-23日本代表を兼任することになるかもしれない。
1998年フランスワールドカップで優勝候補でなかったジダンがいるフランスが優勝できた理由から考える
1998年のワールドカップフランス大会は日本が最初に出場したワールドカップの大会で優勝したのはあのレアルの監督であるジダン擁するフランスだった。
あのジダンがいるから優勝したのは当然と思っている方がほとんどだろう。
しかし当時はワールドカップ本番前のフランス代表は評判がいいとはいえなかった。
マンチェスターユナイテッドのカントナが召集外
理由は簡単で当時マンチェスターユナイテッドで活躍していたカントナを代表に召集せず、若手中心でメンバーを構成していたからである。
要は今、Jリーグで最も熱い男川崎フロンターレの大久保嘉人を代表に呼ばないことと同じということだ。
ジダンは今ほどにスーパースターではなく、飛躍したのはこのワールドカップ後になる。
エメ・ジャケ監督は攻撃を捨て守備を重視した
当時フランス代表を率いていたのは守備的な戦術をとるエメ・ジャケ監督で
攻撃の軸にジダンを置き、彼なしではフランスの攻撃は成り立たないサッカーをしていた。
そのためワールドカップ本番でジダンが負傷すればアウトで、
その証拠にエメ・ジャケは「ジダンの代役はいない」とはっきり言っていた。
ワールドカップのフランスの戦いぶりは、リオオリンピックアジア最終予選の日本代表と同じ感じだった。
決勝トーナメント1回戦 パラグアイ延長1-0
準々決勝 イタリア0-0 PK勝ち
準決勝 クロアチア 2-1
決勝 ブラジル 3-0
パラグアイ戦はジダンが前の前の試合で2試合の出場停止で出られなかったため苦戦したがなんとか勝利。
その後のイタリア戦は1点も決められず、クロアチアも接戦となっている。
ブラジル戦では3点を奪ったが、決して決定力が高いとはいえない。
じゃあ得点力は高くないフランスがなぜ優勝できたのか?
それは「鉄壁の守備」があったからだ。
ワールドカップの歴代の優勝国をみると守備に力を入れているところがほとんどである。
失点しなければサッカーは負けることはありえないということがフランスの戦績でわかっていただけたのではないだろうか。
U-23日本代表も失点が超少ないからオリンピックでも大丈夫!
いろいろとじいさんたちが日本代表のことを批判しているが、今のチームは出来がいいと私は思っている。
守備をまずベースに置き、失点しないサッカーをする。
このサッカーはみていてつまらないし、興奮もしない。
でもワールドカップやオリンピックなどの短期決戦の場では守備的なサッカーをするのが一番いいのだ。
日本はスペインやドイツのように自国のリーグに世界で一番になるようなクラブがあって、
さらに代表の選手がそこに数多く在籍しているような環境ではない。
だからこそ集まれる期間が短い代表では攻撃の戦術を落とし込み、連携を深めて質の高いサッカーをするとなるとどうしても完成までに時間がかかる。
じいさんの言うこともわかるが、それはクラブチームにいうことであり、代表チームに言うべきことではない。
まずは結果をだす。
それから内容を求める。
U-23代表は結果をとりあえず出した。
次の韓国戦は全力のさらに上をいく能力を発揮して、泥臭いサッカーでもいいからなんとか勝利してほしいと思っている。
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