日本代表FW本田圭佑が所属するミランは9日、セリエA第35節でローマと対戦し、2-1で勝利を収めた。
本田のアシストからMFマルコ・ファン・ヒンケルとFWマッティア・デストロがゴールを奪取。ミランが2位のローマを破り、6試合ぶりの白星を手にした。試合後、フィリッポ・インザーギ監督は2アシストの活躍を見せた本田について言及。クラブ公式HPがコメントを伝えている。
http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=30714
出し手の才が光った本田
受け手=パスを受けてゴールを決める選手
出し手=パスをだしゴールをおぜん立てする選手
2位ローマとのこの対決で日本代表ミランの背番号10本田圭佑が完璧なクロスで2得点を演出し、チームは久しぶりの勝利を手にした。
元々本田はゲームメイカーとしての才があり、個人的にはストライカーよりも「パサー」としてのイメージが強い。
今のミランではこの「パスを供給する選手」がいないため本田のゴールも遠ざかっていたが、
この試合は本来の得意な形で本田が試合を決めるパスでゴールをおぜん立てしたのだ。
辛口のイタリアメディアも本田のことを賞賛している。
花見には少し遅れたが、春に開花する桜のようだった。称賛に値する素晴らしいプレー。2アシストだけではなく、強いフィジカルと、継続的なパフォーマンスだった」
「トンネルから抜け出した。ミランのプレーを劇的に変化させ、ローマを脅かし、右から二つのアシストをもたらした。チームメイトにパスを供給し、常に自信を持って動いていた」
次は2アシストではなく、2ゴールだ!!
これは本田がCSKAモスクワ時代のときのプレイ動画である。
ロシアスーパーカップというJリーグでいうところのナビスコ杯や天皇杯的な位置づけの大会である。
その大会で2ゴールを決め、チームを優勝に導いたのだ。
動画の2点目を見てほしい。味方のザゴエフからのスルーパスから鮮やかにゴールを奪っている。
このスルーパスをだせる選手が「中央」にいれば、ミランでもコンビネーションからゴールを決められるはずだ。
1点目のようなゴールを決められるのが一番いいが、ロシアに比べセリエAは守備が堅い。
そのためコンビネーションからの崩しで点を取るのが、理想なのだ。
とは言ってもCSKAモスクワ時代から比べれば確実にドリブル突破は上手くなっていることから、決められる力は十分にある。
ミランにはパリサンジェルマン所属のイブラヒモビッチへ本田の「10」用意との報道がある。
次のシーズンも本田が残れる保証はない。つまり残りわずかな試合(現時点で3試合)で結果を出し続けるしかない。
2012までACミランでプレーした経験を持つイブラヒモビッチ
「ゴール」「アシスト」の両方で結果を出せば、仮にイブラヒモビッチ級のストライカーが移籍してきても放出はないはずだ。
来季は是非本田圭佑のパスからズラタン・イブラヒモビッチのゴールがみれることを期待したい。
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