柿谷曜一郎はスイスのバーゼルからセレッソ大阪に復帰
2014年夏元日本代表でザッケローニ時代にはブラジルワールドカップに出場した柿谷曜一郎がセレッソ大阪からスイスのバーゼルに移籍した。
しかし昨シーズンは14試合出場で3ゴール。
今シーズンは4試合で1ゴールとFWとしては及第点以下の出来である。
ヨーロッパのリーグのクラブで2シーズン目となればJリーグとは違い助っ人の立場になるため結果が求められる。
それに応えられなかった柿谷は12月26日にバーゼルを退団しセレッソ大阪復帰が決まった。
鹿島アントラーズの金崎夢生は退団し所属元のポルトガル2部のポルティモネンセに復帰
こちらは日本代表にも今年選出されアジア2次予選のシンガポール戦でゴールを決め、
所属クラブの鹿島アントラーズでもレンタル移籍ながらナビスコカップ決勝でゴールするなどシーズン通して及第点の活躍をみせた金崎夢生である。
今シーズンのJリーグベストイレブンにも選出されそのまま鹿島アントラーズに完全移籍すると思われたが所属元のポルトガル2部ボルティモネンセに復帰した。
日本代表における柿谷と金崎の来年の立場は変化するのか?
金崎夢生は鹿島アントラーズの活躍が認められ日本代表復帰を果たし、呼ばれた直後の試合でゴールを決めハリルホジッチにいいアピールが出来た。
まさに充実した1年だっただろう。
対してバーゼルの柿谷曜一郎はザッケローニ時代はCFで起用されコンスタントに
日本代表に呼ばれていたもののブラジルワールドカップ以降、
武藤嘉紀や宇佐美貴史、原口元気などにポジションを奪われ長く代表のメンバーからは遠ざかっている。
ハリルホジッチが日本代表の監督になってからは召集されていない。
ハリルホジッチは世界4大リーグ以外のクラブと2部リーグにいる海外組を軽視する傾向にある
ハリルホジッチは代表メンバー選考に関して誰にでもチャンスはあると言ってはいるもののブンデスリーガ、セリエA、プレミアリーグ、以外のリーグで活躍する海外組を軽視している傾向にある。
ザルツブルクで活躍する南野拓実も協会の人たちの説得によって召集されたらしくハリルホジッチの元々の構想にはなかった。
ただJリーグ組がたくさん呼ばれるようになったのは事実であり、これでわかることはだだ一つ
海外の2部リーグや世界4大リーグ以外で活躍する選手よりもJで活躍している選手のほうが代表に呼ばれやすいということである。
もし選手が日本代表に選ばれてロシアワールドカップに出場したいと思っているなら
ビッグクラブへのステップアップを視野に入れずに海外の中堅以下のクラブに移籍するよりかはJリーグのクラブでプレーしていたほうがいいだろう。
スイスのバーゼルはチャンピオンズリーグに出場するような強豪ではあるが
そのチームに在籍している柿谷曜一郎をハリルホジッチはアジア予選で一度も召集していないことから皆さんもお分かりになるのではないだろうか。
金崎夢生がポルトガルに戻り柿谷がセレッソに復帰することで変化する日本代表における立場
そこで考えるのが金崎夢生がポルトガル2部に戻り、柿谷がセレッソに復帰したことで日本代表の立場が逆転することである。
Jリーグに戻ってきた柿谷曜一郎は当然、日本にいる監督に直接プレーを観てもらうチャンスが増える。
一方でポルトガルに戻った金崎夢生はスポルティングに在籍している元日本代表の田中順也同様、長く代表から遠ざかる可能性が高くなるだろう。
来年はもしかすると「柿谷曜一郎が久々復帰弾」という見出しでスポーツ新聞に出るかもしれない。
J2にセレッソ大阪はいるとはいえ、山口蛍が呼ばれた例もあることからプレーが良ければ召集される可能性は十分にある。
「ジーニアス」と呼ばれた天才の日本代表復帰が待ち遠しい。
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