前回大会で通算10度目の優勝“ラ・デシマ”を達成したレアル・マドリードは、2002-03シーズン以来12年ぶりの決勝、1995-96シーズン以来19年ぶりの優勝を目指すユヴェントスと対戦。前回大会ではグループリーグで対戦し、レアル・マドリードの1勝1分となっている。
準決勝ファーストレグは5月5日と6日、セカンドレグは12日と13日に開催。決勝は6月6日、ドイツのベルリン・オリンピアシュタディオンで開催される。
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レアルマドリードは8バック相手にゴールを奪わなければならない。
アウェーチームの3バックは今や5バック、あるいは8バックと化していた。一方、モナコは攻め続けるもスタミナ切れを起こし始め、残り20分になってからはチャンスらしいチャンスをつくれなかった。
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これはCL準々決勝2ndレグでのユベントスがモナコ相手にとった超守備的戦法である。選手の年齢が若いモナコはその豊富な運動量を生かし、ユベントスゴールに襲いかかる。しかしブッフォンをはじめとする強力な守備陣が90分間それを許さなかった。
8バックとはいわゆるガチガチの攻める気がない、引き分けの戦法だったのだろう。レアルマドリード相手に1stレグからこの戦術をマッシミリアーノ・アッレグリ監督が使ってくるかはわからないが、例え前回王者のレアルといえども簡単に勝たせてくれる相手ではないことは確実である。
勝敗を分けるのはけが人が戻ってくるかどうか
レアルマドリードはCL準々決勝でアトレティコ相手に土壇場の1ゴールでなんとか準決勝に進出した。レアル指揮官のアンチェロッティ監督はここである奇策を使う。
中盤でDFセルヒオ・ラモスを使ってアトレティコのロングボールに対応させたのだ。
アトレティコ相手には絶対的エースクリスティアーノ・ロナウドも決定的な仕事をさせてもらえなかった。しかしこの奇策がうまくハマったのか、土壇場でロナウドの突破から決定的なラストパスをもらったFWエルナンデスがゴールを決めた。
アトレティコとのCL1stレグでベンゼマが負傷。またモドリッチ、ベイルも負傷しているため直近の試合は欠場している。いつ復帰するかはまだわからないが、次の準決勝に間に合う可能性は十分にある。そうなれば好調を維持しているエルナンデスもいるので、攻撃陣に厚みができる。
仮に1stレグを引き分けた場合、次の2ndレグでは延長の可能性があるタフな試合が予想される。そうなれば選手層の厚いレアルが有利なことは間違いない。
リーグ戦でもゴールを2ゴールを決め、完全に指揮官の信頼を取り戻したエルナンデス。 CLでも2試合続けてゴールできるか注目である。

いまだにイタリア代表の正GKでありゴールマウスを守る守護神であるブッフォン。そのゴールキーパースキルは37歳になったいまでもワールドクラスである。
ブッフォンの「スーパーセーブ」がみれるか、それともレアルマドリードの「スーパーゴール」がみれるか5月6日は見逃せない世紀の一戦になりそうだ。
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