リバプールのロジャーズは解任、クロップは就任確実か
解任されたロジャーズ監督とは?
リバプールの監督に就任する前ロジャーズはスウォンジーシティというプレミアリーグのクラブを率いていた。
当時彼が就任したときは、スウォンジーは2部リーグであったが、2010-2011シーズンで初のプレミア昇格を果たした。
これはロジャーズが就任して1年目のことであった。
そして翌年の2011-2012シーズンには昇格初年度を11位で終え、スウォンジーはプレミアに残留している。
2012年リバプールのケニー・ダルグリッシュが解任されるとロジャーズに声がかかり、
彼はこれを承諾し同年、正式にリバプールの監督に就任が決まった。
ロジャーズのリバプール監督としての初めてのシーズンとなった2012-2013シーズンでは、リーグ7位、カップ戦では1個も取れず、無冠に終わった。
2013-2014シーズンにはスアレスらの活躍でリーグ2位と大躍進
翌年の2013-2014シーズンにロジャーズの手腕が発揮されることになる。
現在、バルセロナに所属しているルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジの2トップが覚醒し、点を量産。
結果、リーグ戦は惜しくも優勝を逃したが2位で終わり、4以内のチャンピオンズリーグ出場権を2009-2010シーズン以来となる4年ぶりに獲得した。
2014-2015シーズンはバロテッリらを補強しスアレスの穴を埋めようとするが失敗
2014-2015シーズンはロジャーズにとってまたも苦いシーズンとなる。チームの柱であったルイス・スアレスがブラジルワールドカップ終了後の夏にバルセロナに移籍。
スアレスの抜けた穴をなんとか埋めようと現在ミランに所属しているマリオ・バロテッリなどの攻撃的ポジションの選手を夏に多数獲得したが、
深すぎた穴を埋めることはできず、チャンピオンズリーグはグループリーグ敗退、
リーグ戦は6位とロジャーズ就任前の2010-2011シーズンと同じ順位でシーズンを終えた。
今シーズンついにロジャーズ解任
2015-2016シーズンとなる今シーズンもチームを立て直すことができず、8試合を終え、10位。リバプールを解任することが10/4に決まった。
なおロジャーズは過去に現在チェルシーの監督を務めているモウリーニョのアシスタントを務めており、その弟子でもある。
クロップが就任したらドルトムントの香川真司はリバプールに移籍?
ドルトムントファンにとって嬉しいニュース?が飛び込んできた。
また、リバプールはすでにクロップ氏とも合意に至っており、アシスタントコーチとセットで近日中に監督就任が発表される可能性がある。
前出のボスニア紙の報道が正しければ、クロップ氏のリバプール監督就任は秒読みと言ってよさそうだ。
クロップは右腕とともにリバプール行きが濃厚に。すでに合意済みか海外サッカー、Jリーグ,日本代表…世界中のサッカー情報を網羅。独自の視点で注目試合を徹底分析。他では読めない重厚なサッカー記事を提供します。
なんと解任されたロジャースの後釜として最有力が昨シーズンまで日本代表香川真司が復帰した元ドルトムントの監督クロップだというのだ。
クロップは低迷したドルトムントを若手主体のチームに切り替え、
独自の戦術「ゲーゲンプレッシング」(相手がボールを持ったら味方の選手がボールを持った相手に人数をかけて襲いかかり、ボールを奪い返したら高速カウンターを繰り出す戦術)
を用いて強い集団へと作り変えた。
当時Jリーグのセレッソ大阪にいた香川真司を取ったのもクロップである。
クロップの教え子はリバプールに行く可能性も?
マッツ・フンメルス DF
ドルトムントのディフェンスの要。ドイツ代表でもその役割は変わらず、クラブ、代表の両方の監督から信頼をされている。
現時点では移籍の可能性は低いといえる。
イルカイ・ギュンドアン MF
今夏、マンチェスターユナイテッドなどに移籍の噂があったがドルトムントに残留。しかし移籍には一時前向きだっただけにクロップが呼べばリバプールに来る可能性も高い。
マルコ・ロイス FW
常に移籍の噂が飛び交う今が旬のドイツ代表。
レアルマドリーなどのビッグクラブが狙っている中、クロップのリバプールも争奪戦に乗ってくるのか注目したいところ。
香川真司はリバプールで活躍できるのか?
クロップの一番弟子といっても過言ではない我らが日本代表10番香川真司も当然、リバプールに就任したクロップならばリストアップをするはずだ。
しかし仮に取ったとしてもマンチェスターユナイテッドでの失敗があるだけに、活躍できるかは疑問である。
またブラジル代表でチームの攻撃の軸を担っているフェリペ・コウチーニョもおり、香川のポジションが保証されているわけでもない。
またプレミアリーグの環境に再び慣れるのも大変だろう。
スペイン代表のダビド・シルバが「万人向けのリーグじゃない」と言っていることからも世界の4大リーグの中でも特に慣れることが難しいリーグだということがよくわかる。
そう、おそらく日本人向けじゃないのだ。特に忍者のようにテクニックを生かしてゴールを奪うことを得意としている香川にとって、
パワープレーを好むプレミアでプレーすることはストレスだったのではないだろうか。
少なくとも前マンチェスターユナイテッド監督モイーズの戦術は香川を生かすためのものではなかった。
だからクロップには申し訳ないが、再び香川をプレミアリーグに呼ぶことだけは避けてほしいところである。せっかくドルトムント復帰2年目で調子を完全に取り戻したのだ。
また壊すような真似はしないでいただこう。修復するのは大変なのである。
もし香川のような選手を取りたいのであれば、Jリーグの選手に目を向けてほしいところだ。
そうすれば新たなスター選手がクロップの元で生まれることになり、日本代表にとってもプラスになる。
是非リバプールの監督となったクロップには新たな第2の香川真司を製造していただきたいと考える。
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