日本代表CB伊藤洋輝をバイエルンが獲得
昨シーズンの始めから移籍の噂があった左利きの日本人CB伊藤洋輝。
最終的にかねてより移籍の噂があった、プレミアリーグのトッテナムとの競争を制したバイエルン入団が決定。
シュツットガルトとの契約は27年6月30日まであったが、バイエルンへと移籍することとなった。
昨シーズン、ドイツシュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督の下で素晴らしい活躍を見せ、同クラブの2009/10シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した伊藤。
伊藤洋輝は様々なポジションをこなせる万能選手でもありDFとしては25歳と若く、長期に渡って活躍ができる。
ドイツのビルト紙によれば伊藤が奥さんと生まれたばかりの赤ちゃんとともにドイツでくつろいでいると報じており、
所属クラブのシュトゥットガルトがミュンヘンから電車でわずか2時間の距離にあることがバイエルン移籍の決め手の1つになったのではないかという。
奥さんと子供のことを考えれば他国へ移籍するよりかは国内のビッグクラブであるバイエルンのほうがいいだろう。
バイエルン・ミュンヘンが伊藤を獲得したことで、噂のあるレバークーゼンのヨナタン・ターはバイエルンに来るのか?怪しくはなったが、ターに正式にオファーした他クラブは現在いないため、本筋はバイエルンと思っていいだろう。
伊藤は若いヴァンサン・コンパニ監督のバイエルンに正式に加入することが決定し2024年7月16日に入団会見が行われた。
伊藤洋輝のバイエルンの背番号は21に決定。背番号歴代選手をまとめてみた
バイエルンに移籍した伊藤洋輝に与えられた背番号は日本代表とシュツットガルト時代に着けていた21に決まった。
この背番号を過去にバイエルンで着けていた歴代選手はこちらになる。
アレクサンダー・ツィックラー バイエルン在籍1993-2005
生年月日: 1974年2月28日
出身地: 東ドイツ・バート・ザルツンゲン
ポジションFW
選手経歴
ディナモ・ドレスデン(1992-1993)
バイエルン・ミュンヘン(1993-2005)
レッドブル・ザルツブルク(2005-2010)
LASKリンツ(2010-2012)
主なタイトル
バイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガ: 複数回優勝
DFBポカール: 複数回優勝
UEFAチャンピオンズリーグ: 2000-2001シーズン優勝
フィリップ・ラーム バイエルン在籍2005-2017
生年月日: 1983年11月11日
出身地: ドイツ・ミュンヘン
ポジションDF
選手経歴
バイエルン・ミュンヘンII(2001-2003)
VfBシュトゥットガルト(レンタル)(2003-2005)
バイエルン・ミュンヘン(2005-2017)
主なタイトル
バイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガ: 8回優勝
DFBポカール: 6回優勝
UEFAチャンピオンズリーグ: 2012-2013シーズン優勝
FIFAクラブワールドカップ: 2013年優勝
UEFAスーパーカップ: 2013年優勝
ドイツ代表
FIFAワールドカップ: 2014年優勝
ルカ・エルナンデス バイエルン在籍2019-2023
生年月日: 1996年2月14日
出身地: フランス・マルセイユ
ポジションDF
選手経歴
アトレティコ・マドリードB(2014-2015)
アトレティコ・マドリード(2014-2019)
バイエルン・ミュンヘン(2019-2023)
パリ・サンジェルマン(2023-)
主なタイトル
アトレティコ・マドリード
UEFAヨーロッパリーグ: 2017-2018シーズン優勝
UEFAスーパーカップ: 2018年優勝
バイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガ: 複数回優勝
DFBポカール: 2019-2020シーズン優勝
UEFAチャンピオンズリーグ: 2019-2020シーズン優勝
FIFAクラブワールドカップ: 2020年優勝
UEFAスーパーカップ: 2020年優勝
フランス代表
FIFAワールドカップ: 2018年優勝
UEFAネーションズリーグ: 2020-2021シーズン優勝
バイエルンの生え抜きレジェンドSBラームの背番号を受け継ぐのが重い
バイエルンの21番の系譜は歴代選手で見れば他背番号と比べて少ない。だが質でいえばかなり重いといえる。
2005年からバイエルンのトップチームでプレーしていたSBラームは伊藤洋輝とポジションが重なるし、経歴もシュツットガルトにレンタルされていることからかなり似ているといえる。
ラームとはおそらくバイエルンサポーターに比較されてしまうだろう。
伊藤洋輝はフリーで移籍したわけではなく、バイエルンが大金をはたいて獲ってきた外国籍の選手である。
低調なプレーをしていれば、批判が強くなることは避けることができなさそうだ。
ラームは数々のタイトルをバイエルンにもたらした最高のDFの1人だ。伊藤がラームに続き数年後レジェンドになることを期待しよう。
ジュビロ時代はわずか100万ユーロの価値、2024年現在は3000万ユーロ
2021年に伊藤洋輝はJリーグのジュビロ磐田からシュツットガルトにローン移籍をしたが、この頃はまだ世界では無名のわずか100万ユーロ以下の選手だった。
しかし2024年の現在わずか3年ほどで3000万ユーロまで価値が上昇。およそ30倍である。
2022年のカタールワールドカップではそのプレーを酷評された選手は一気に評価を高め、日本人DFでは冨安と並ぶ存在になったといえる。
ジュビロ磐田はもっと高額でシュツットガルトに売ればよかったと後悔しているだろう。
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