ドルトムント香川真司がトップ下で躍動1ゴール1アシストの活躍
香川らしい動き出しとシュートで相手からゴールを奪ったドルトムントは、3-0とリードされながらもここから猛反撃に出る。
試合が終わってみれば4-3とドルトムントの逆転勝ち。
中でも日本代表香川真司は1ゴール1アシストとトップ下として最高の仕事をしたといってもいい。
今シーズンからはトーマストゥヘルが指揮を執り、恩師である前任のクロップが退任後の最初のシーズンとあってか、香川の出場機会が減少する可能性があるなどの報道もされたが、
気が付けば自ら存在価値を数字という結果で示し、監督の信頼を勝ち取っている。
むしろ昨シーズンよりも状態は良くなっている印象があり、さらに今シーズンは主要戦力の大量流出の噂も流れたが、ロイス、ギュンドアンは移籍の話題があったものの結果ドルトムントに残留している。
このことも香川にとっては大きなプラス要素だろう。
ドイツメディアは辛口批評!香川にも!
香川は1得点1アシストの活躍。アウェーゲームを4-3で制したが、地元メディアは厳しい評価を下している
1ゴール1アシストと結果を残した香川は4番目タイの3.5点という評価。ムヒタリアン、ギュンドアンと並ぶ平均的な評価となっている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150821-00010002-soccermzw-socc
少々厳しすぎやしないかと思うが、内容的にみれば当然の評価なのかもしれない。香川真司個人は輝かしい活躍をみせたものの
前半22分の内に3失点というのは結果逆転勝利をしたとはいえ、決していい試合内容ではなかった。
それでも昨シーズンにはなかった戦う気迫が伝わってくる試合でもあり、今シーズンのドルトムントは気合が入っているようにも思える。
何より大きいのは香川の復調であろう。この試合でドルトムントのキャプテンドイツ代表フンメルスは
「試合序盤は悪い映画でも観ているようだった。あんな酷いパフォーマンスで試合に入ってはいけなかった。まさに悪夢のような出だしだった。幸運だったのが、後半開始直後の(香川の)ゴールで1点差とできたこと。なにより勝利を手にできたのが非常に大きかった」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150821-00010003-soccermzw-socc
勝利したのは香川のおかげと語っており、日本代表10番のゴールが絶望的な状況からチームを救ったといえる。
また元ドイツ代表MFギュンター・ネッツァー氏は今シーズンのドルトムントが
「ドルトムントのパフォーマンスには驚かざるをえない。彼らが繰り広げたサッカーはまさしく大胆なものだった。もしドルトムントがこの内容を継続できるのであれば、今後バイエルンは用心していく必要があるだろうね」
http://paninifootballleague.com/worldsoccer?wsid=33878
バイエルンと優勝争いをする可能性を示唆しており、それだけチーム状態がいいといえるのではないだろうか。
日本代表で香川の華麗なゴールがみられる日も近い?
ドルトムントでの活躍とは対照的に日本代表ではアジアカップのヨルダン戦以降ゴールがない香川真司。もう半年以上もゴールから遠ざかっており、代表での立場はかなり危うくなっている。
ハリルホジッチに存在感を示すためにも次のワールドカップアジア予選のカンボジア戦では必ずゴールを決めてほしい。
というかこれだけドイツのブンデスリーガで活躍しているのだ。日本代表で活躍できないほうがおかしい。
東アジアカップではJリーグ組の中から点を取りにいける新戦力のFWを発掘することはできなかった。
(唯一の収穫は浦和レッズの武藤裕樹が2ゴールという結果を残したことだが、本田、岡崎、香川などの海外組からポジションを奪うことができるかはこの試合だけではわからない・・)
だからこそ香川に対する国民の期待は大きい。
この調子でクラブ、代表の両方で結果を残し、本人にとっても納得のいくシーズンで終えてほしいと願う。
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