フットブレインに出演したJリーグアドバイザーホリエモンこと堀江貴文
テレビ東京の人気サッカー情報番組フットブレインに
月3万円で雇われているJリーグアドバイザーの堀江貴文氏が
ゲスト出演した。
サッカーだけではなく、様々な分野の集客についてアドバイスをしている
堀江貴文氏ことホリエモンがかなり貴重な意見を言っていたのでまとめようと思う。
Jリーグがヤバい1「結界」サッカーを行ったことない人は精神的に行きにくい
普段からスタジアム観戦している熱狂的なサポーターにはわからないが
初めてサッカー観戦に行く人には必ず結界があるという。
精神的にサッカー場へ行きにくくしているのにはいくつか理由があり
例えば女子トイレが少ない、浦和のサポーターが怖い、
ユニフォームがないと行けないと思っている
サッカーのルールを知らないなどだろう。
知り合いの若い女の子に結界はあるか?と聞いたら
「わかりますー」と言っていたので
結界は存在しているようだ。
年間で2~3回しかスタジアムに足を運ばない客層をいかに取り込むかが大事と
ホリエモンは語っており、そこに力を入れなければ絶対にスタジアムは満員にはならないという。
Jリーグがヤバい2「常連化」スタジアム集客には常連化曲線を取り入れる
Jリーグの試合を初めてスタジアム観戦したお客さんを実は
ほとんどのクラブが大事にしてない。
例えば初めての客を常連化させるためにソーシャルゲームのような仕掛けを
ホリエモンは提案している。
友達紹介でアイテムゲットや無料チケットなどだ。
最近ではスキルを売り買いできるココナラというサイトとかでも
友達紹介でポイント付与などをしており、
むしろどこも常連化にすごい力を入れている。
しかしJリーグのクラブは、無料チケットなんて当然配布しないし
ポイントもなし、これでは常連にはなりにくいだろう。
飲食店では初めて来店したお客さんが再来店する確率はほんの10%であり、
逆にここを突破すると3回目に来る割合は3倍となるのだという。
来店数が上がるほどその割合は伸びていき、これを常連化曲線と呼んでいる。
実際に常連化を意識させる仕組みとして積極的にやっているのが鹿島アントラーズで
サッカー観戦以外にも楽しんでもらえるよう様々なグルメやアトラクションを用意している。
先日はACLも制覇したクラブだが、こういった地味な努力が実を結んだのかもしれない。
またこれは賛否両論あるかもしれないが、日本のサッカークラブはスポンサーを大事にしない
傾向があり、VIPをもてなす環境が整っていないともホリエモンは指摘。
クラブの運営はスポンサーで成り立っており、大事にするのは当たり前という認識が低いのだ。
また人気が出ると必ず問題となるアクセス面での渋滞。
駅近くに建設されたスタジアムがあまりないJリーグでは渋滞というのが頻繁に起こる。
これを緩和するためスタジアムグルメで早めに来場を促したり、スーパー銭湯をスタジアム近くに建て
食事をさせることで帰りも分散させれば渋滞は減るとホリエモンは指摘。
こうした問題にいち早く対応しているのが今年J1で旋風を巻き起こした
V・ファーレン長崎であり、ITサービスakippaを活用し混雑緩和に成功している。
また長崎の社長である高田明社長をホリエモンは絶賛しており、実際に長崎に足を運んで
自身の動画チャンネルでV・ファーレン長崎の取材を配信していた。
高田社長の考えるスタジアム構想は素晴らしく、複合商業施設のようにし、
サッカーファン以外の人でも楽しんでもらえるように計画が立てられている。
もしこのスタジアムが完成すれば長崎はJ1で残留できるクラブどころか
10年後にはリーグ優勝をしてしまうかもしれない。
今シーズンの彼らの戦いをみていれば不可能ではないと感じる。
Jリーグがヤバい3「サッカー人口」少子化でサッカーができない?
少子高齢化で人手不足となり、外国人受け入れが国会でも議論されているが
この人口減少はサッカー界にも大きく影響している。
子供が減るとどうなるか?

MarkThomas / Pixabay
子供をもつ方ならわかると思うが、まず集団スポーツができなくなるのだ。
野球は9人、サッカーでいえば11人が最低でも必要であり、
子供の絶対数が減少することによって部が存続できず、
バドミントンやテニス、卓球に流れていってしまっているらしい、
テニス界でも錦織圭選手や大坂なおみ選手が活躍し、子供が憧れるスポーツとなってきている。
サッカー人口が減少するのはこのままでは止められないだろう。
2020年には半分以上が50歳以上となる日本。
サッカー部が全国の中学校・高校からなくなる日も遠くないかもしれない。
高校サッカー選手権がみれなくなることも覚悟しておかなければならないだろう。
ホリエモンはこの問題に対し外国人枠の撤廃を促しており、Jリーグも来シーズンから
Jリーグ提携国が外国人として扱われなくなり、その他の国籍の選手は3人から5人へと登録選手が増える。
ただ中途半端に増やすのであればブンデスリーガが2006-2007シーズンから外国人枠を完全撤廃したように
Jリーグもフリーにしてしまったほうがいい気がする。
外国人枠を撤廃したことによりブンデスリーガには日本人が数多く移籍し、
日本人のファン獲得に成功している。
ホリエモンは番組の中で
「Jリーグがアジアナンバーワンであり続けるためにはこのままではいけない」
と語っていることからむしろ完全に撤廃すべきだろう。
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