【素人が知識なしで観れば普通の選手】イニエスタをスタジアムで観る前に知っておきたい4つのこと

Jリーグ
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アンドレス・イニエスタとはバルセロナに数々のタイトルをもたらした偉大な選手。ヴィッセル神戸にこの夏加入

イニエスタが日本にやってくる。

そんなニュースが日本中の人に届けられたのが今年の5月頃だった。

バルセロナで数々のタイトルを獲得し、スペイン代表でも

ワールドカップ優勝に導いたイニエスタ。

バルサとスペイン代表の黄金期を築いた言葉では語ることのできない

天才選手の一人である。
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しかしイニエスタを理解している日本人がどれだけいるのだろうか。

普段バルサの試合を観ないJリーグサポーターや代表戦しか観ないファンには

おそらく真の意味でのイニエスタの凄さというのはわからないだろう。

そこで今回はイニエスタのことをまとめてみたので

彼のプレーを観る前に是非頭に入れていただきたいと思う。

イニエスタの視野の広さは中村憲剛や遠藤保仁以上

イニエスタをまず語ることで避けられないのが

視野の広さである。

よく後ろに目がついていると表現するが、まさしくイニエスタはそれにあたる。

その場の状況をすぐ判断し3人目の味方の動きまでイメージしてパスをだす。

視野が広いということはつまり、常に相手と味方の位置を把握しているということ。

そのためイニエスタはボールをみない。

常に頭は上を向き、広い視野をゲーム中は保っている。

まさにイニエスタの目はサッカーゲームのようにピッチを真上から見下ろしているようなのだ。

Jリーグでも屈指のプレーメーカーとして知られる遠藤保仁や中村憲剛でも

イニエスタの視野の広さには勝てないだろう。

 

イニエスタの驚異の認知力

スペースをみつけるのが上手い。

イニエスタをみるとそれがよくわかる。

イニエスタはパスセンスに優れ、出しての能力の高さが評価されるが

実は受け手のセンスも抜群だ。
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グアルディオラ時代のバルセロナでは左ウイングを任されていたイニエスタは

どのタイミングでどこにボールがくるかを予測し最適なポジションで

ボールを受けることが可能である。

神戸に移籍してから決めたジュビロ磐田戦での初ゴールはまさにそれだろう。

ターンも素晴らしかったが受け手としてのイニエスタを象徴するゴールだった。

 

ゴール前での駆け引きが巧み

Jリーグをみているとゴール前で直線的にプレーする選手が多いことがわかる。

特にゴールキーパーの意表をつくミドルシュートの選択をしない選手が多い。

イニエスタはディフェンダーやキーパーの予測を遥かに凌駕する

駆け引きでゴールを決めることができる。


広島戦でのミドルシュートは相手のDFがオーバーラップした神戸の選手をケアしようと

右に寄せた瞬間、イニエスタが相手をはがしたことでニアに決まった。

あそこの場面ではセオリー通りならオーバーラップした右サイドの選手を使うはずだが

イニエスタはあえてそうせず、自らキックフェイントを入れ、相手ディフェンスをはがし

ミドルを叩きこんでいる。

テクニックに優れるのはもちろんだが、駆け引きも巧みなのだ。

このゴールが決まるまでのイニエスタのプレーをみているとまるでジョジョの

ザ・ワールドのようである。

まさに時を止めるワールドなプレーといえよう。

 

ディフェンスはファウルしてもイニエスタからボールを奪うことはできない

イニエスタはボールをとにかく取られない。

これが最もイニエスタの特出すべき技術だといえる。

バルサで小柄なスピードもないイニエスタがスタメンで出続けられた理由は

とにかくボールを取られない技術があったからだ。

イニエスタはボールが足に張り付いているのではないと思うくらい、

ボールを自分の足から離さない。

なので、相手の選手がプレスにきてイニエスタからボールを奪おうとしても

結局は奪うことができず、自ら空けてしまったスペースをイニエスタに使われるオチとなってしまう。

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神戸のイニエスタがバルサ時代と同じプレーをするために必要なのはポドルスキのようなワールドクラス

イニエスタと一番の好連携をみせている選手がいる。

そう元ドイツ代表のポドルスキだ。

彼との連携から生まれたゴールは今シーズンのJリーグにおいて

ベストゴールにあげられるだろう。

左利きであるポドルスキは右サイドで使われており、同じ利き足で右サイドで使われている
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メッシと重なる。イニエスタを一番神戸で理解しているのは

間違いなく、同じクオリティーをもつポドルスキだろう。

ポドルスキのようなワールドカップを戦い、頂点を極めた経験のある選手が

あと3、4人加入すればバルセロナ時代でみせたイニエスタの超絶プレーがもっとみられるはずだ。

残念ながらゴールに直結するイニエスタのプレーがまだ全然みれていないため

バルサ時代のイニエスタからはほど遠い。

またFW古橋のようなバルセロナのサッカーを子供時代からみている選手の台頭も不可欠だろう。

外国人選手の登録には制限があるため、すべての選手を南米やヨーロッパにするわけにもいかないからだ。

もしイニエスタがバルサ時代のプレーをできるようになれば

バルサファンである日本のクレたちもスタジアムに足を運んでくれるはず。

ヴィッセル神戸には是非頑張ってもらいたいものだ。

まずは残留争いから抜け出すところからだが。

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