【日本サッカー史上最高の試合】ウルグアイ戦でみえた日本の3つの課題とは?

サッカーコラム
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堂安律、南野拓実がゴールショー。FIFAランク5位のウルグアイに4発快勝

今日の日本代表対ウルグアイ代表のキリンチャレンジカップは

サッカーのにわかファンもみていて楽しい試合だったに違いない。

あの強豪ウルグアイを相手に攻撃で圧倒。

ゴディンやスポルティングでプレーする196cmのCBコアテスなどが

日本の2列目を止められず、いいようにやられていたからだ。

ウルグアイには疲れもあったとみられ、

ワールドカップの後ということもありモチベも低かった可能性が高い。

ウルグアイのサポーターが「あんなひどい守備をしたウルグアイは久々」

とネットで書き込むほどだった。
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さらに日本にとって収穫だったのは新監督森安さんの指揮のもと

中島翔哉、南野、堂安律などワールドカップを経験してない

選手がゴールを決めたことである。

南野拓実が決めた1点目のゴラッソもすごかったが

日本の10番中島翔哉もみていてこちらがワクワクするようなプレーを連発。

ゴールこそなかったが攻守に渡って活躍していた。

だが攻撃が良すぎたのか、反面ディフェンスが崩壊。

3失点しており課題もみえた。

 

セットプレーからPSV所属ペレイロに決められ失点

ウルグアイの23歳の若きエース候補ガストン・ペレイロに

前半日本はセットプレーから決められてしまう。

高さのない逆サイドを狙われ、空中戦に負けるとフリーで待つ

中央のペレイロに簡単に決められてしまった。
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この日ペレイロはこのゴール以外ほとんど試合から消えており

その選手に決められたのは日本のセットプレーの守備が甘いことを示している。

 

三浦弦太と東口順昭のガンバ大阪コンビがまさかの連係ミスで失点。集中力を切らす日本の守備陣

Jリーグで常に同じチームでプレーしているはずの

ガンバ所属CB三浦とGK東口。

三浦の不用意なバックパスをチェイジングしたカバーニに奪われ

連係ミスから失点。

三浦はパスをする際カバーニを視野から外しており、

気づかず、東口にパスをしてしまった。

この失点で鹿島アントラーズの昌子がいてくれたらと思ったのは

私だけではないはず。

アジアカップでならこのプレーを見逃してくれるかもしれないが

もしワールドカップベスト8が目標なら絶対にやってはいけないミスである。

後半の11分にゴールが決まっており、前半45分で集中力を日本のDF陣は切らしてしまった。

集中力をいかに保つか日本の課題である。

 

高さ対策ができてない日本。ベルギー戦と変わらず

日本とウルグアイの後半の立ち上がりをみていると

日本はウルグアイに空中戦を仕掛けられ、ピンチを何度も迎えている。

たしかに相手の選手のほうが上背があるし、日本にとって身長差はハンデなのだが

そんな物理的なことをいっていてはいつまでも解決しない。

問題はサイドの守備であり、クロスをあげさせないようにする、

またはコーナーにしないなどもう少し工夫が必要だろう。

 

森保監督の交代人数は2人。控えメンバーにクローズできる選手がいない

この試合森保監督は6人の交代枠を2人しか使わず終えた。

おそらく3人までの制限を設け、アジアカップ本番に向けて

あえてそうしたのだろう。

だがそれでももう一人交代できたはずだし、何より最初の青山の投入も遅く

もう少し早ければ29分の3失点目は防げた可能性が高い。

青山の次に投入したのはスプリントと守備に定評があるロシアメンバーの原口だった。

だがその後の交代はなし、2人で終えてしまっている。

青山も原口も追加点を奪うための交代ではなく試合をクローズさせるための交代で

あると推測できるがもしかすると3人目に投入すべき選手がベンチにいなかった可能性が高い。
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だが三竿や槙野などボール奪取に優れた選手もいたことから

単に采配が後手に回っただけの可能性もありえる。

ベルギー戦の西野監督もそうだったが、日本は自分たちがリードして

追い込まれそうになると

相手のウィークポイントを消す采配ができず

考えている間に相手に逆に追い込まれるケースが多い。

もっと強気にワールドカップを優勝したフランスのデシャン監督みたいな

采配をすることが必要だろう。

ワールドカップベスト8を狙うならの話だが。

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