ロシアワールドカップではベストヤングプレーヤー賞を受賞。トルシエがミサイルと呼ぶ爆発的なスピードが持ち味
2018年ロシアワールドカップは、メッシでもクリスティアーノロナウドでも
ネイマールの大会でもなかった。
若干19歳でフランス代表にのぼりつめた、エムバペであったといえる。
彼の持ち味はなんといってもゼロからトップギアに入るまでの爆発的な加速力と
長いスプリントでもまったく衰えることのないスピードである。
元日本代表監督であるトルシエは「ミサイル」とエムバペを呼び
「エムバペにボールが渡れば得点もできる。だからフランスは相手をポゼッションで上回る必要がない」
と評価している。
フランスはアンチフットボールとベルギーに批判されたが、徹底したカウンター戦術が機能したのも
エムバペの驚異的な身体能力があったからこそである。
ただフランス代表監督のデシャンはエゴイストを嫌い、そのような選手は躊躇なく切り捨てている。
Embed from Getty Images
エムバペが選ばれたのは、その高い献身性があったからというのも忘れてはならない。
大会前には「本物のチームとは味方のために走れるチーム、エゴイストはいらない」
と語っており彼の精神的な成熟度がうかがえる。
そんなすごい19歳エムバペのことがわかる5つの伝説を今から紹介しようと思う。
10代なのに230億円の移籍金が発生
20歳のデンベレが130億円でバルサに移籍したが、当時18歳のムバッペは
10代なのに230億という移籍金でモナコとパリサンジェルマンが合意。
法律上の問題を避けるため、最初のシーズンはレンタルという形になった。
10代で高額と言えばマンチェスターユナイテッドに移籍したマルシャルの
総額100億の移籍金が最高額だったが、ムバッペはいとも簡単に更新してみせた。
フランスの若手選手の価値はどうなっているのだろうか。インフレ過ぎて笑ってしまう。
2600万人のインスタフォロワー
2600万人のインスタフォロワー数がサッカー選手としての直接的な評価にはならないのかもしれない。
しかしWEB業界で働いている、もしくは芸能人の方なら
これがどれだけすごいことかご理解いただけるのではないだろうか。
日本人で最もフォロワー数が多いのが芸能人である渡辺直美さんで
その数は860万人。ムバッペよりも1800万人少ない。
さらに凄さを表すとヴィッセル神戸でプレーしているイニエスタのフォロワーが
2800万人なのであと200万人も獲得すれば追い越すことが可能だ。
現在ムバッペは20歳だが、このフォロワー数は異常だといえる。
10代でチャンピオンズリーグで13ゴールをあげる
Embed from Getty Images
ムバッペは10代のときに世界最高峰の大会、チャンピオンズリーグで
計13ゴールを決めている。
これがどれだけすごいのか？比べてみると
トップに君臨していたのがクライファートの7ゴールだったのだが
ムバッペはその倍近く記録。
あのクリスティアーノ・ロナウドやメッシすらも持っていない記録を打ち立てた。
フランス代表で10ゴール
ムバッペはロシアワールドカップを含め、10代のA代表ゴール数10を記録した。
たったの10ゴールと思うかもしれないが
ムバッペより上にいるのがペレとデンマーク人のハラルド・ニールセンの2人だけなのだから
ものすごい偉業といえるだろう。
さらに現代サッカーは守備戦術が高度となり、昔に比べてゴールすることが難しくなっている。
その中ですでに10得点をあげているムバッペは怪物を通り越しているのかもしれない。
ワールドカップ決勝でプレーした歴代3人目の10代選手
ブラジルのペレ、イタリアのベルゴミに続き、ワールドカップ決勝でプレーした
史上3人目の選手にムバッペは名前を連ねた。
さらに決勝では1ゴール決めており、すごい記録を打ち立てたといっていい。
10代でワールドカップを経験する選手は出てくるが決勝のピッチに立つ選手はなかなか現れない。
82年のベルゴミ当時18歳が最後の記録だったことからもわかるだろう。
ちなみに決勝で点を決めたのはペレとムバッペだけである。
コメント