Jリーグの選手は不要?ロシアW杯メンバーに落選した【Jリーガー】FW4人とは?

Jリーグ
この記事は約7分で読めます。

西野監督が選んだロシアワールドカップの最終メンバー23人にJリーガーのFWは0

西野監督の初陣となった5月30日のガーナ戦で選ばれたメンバーに

Jリーグで活躍するFWは0人だった。

さらに23人に絞られた際には、海外で活躍する浅野拓磨も落選。

またハリルホジッチから期待されていた久保や中島もメンバー漏れとなった。

これはハリルに冷遇されていた岡崎、本田、香川が復帰したことが大きく、

彼らを入れる代わりに、Jリーガーと海外で活躍する若手の選手が

メンバー外となり犠牲になったということだ。

日本代表も海外でプレーする選手が劇的に増え、

今では、海外組でも落選するほど前線の選手の競争率は高い。

このままいけば、Jリーグの選手は選ばれない?のではと心配になるほどである。
Embed from Getty Images
しかし前監督のハリルホジッチはフランス人でありながら、海外組と国内組の両方に

チャンスを与えていた。

本田がACミランで試合に出ていないときに彼を呼んでいたことで

Jリーグを軽視していると批判されることはあったが…

ハリルは欧州遠征で本田や岡崎、香川を外し、

杉本や小林を呼んでいたことからもJリーグを完全に無視していたとは思えない。

むしろJリーガーに期待していなかったのは西野監督のほうであり、

最終メンバーをみてもJリーガーは8人しかおらずしかも昌子以外は大会中

控えだった。

昨シーズン優勝した川崎フロンターレの司令塔である大島僚太は

ロシアワールドカップで1試合もピッチに立たないまま、

大会を終えたが、これも彼がJリーガーであることが関係しているように思える。

海外の屈強な選手たちと常に戦っている選手と、国内でプレーしている選手との間に

能力の差がでてきているのは明らかで

4年後に選ばれる23人のメンバーはもしかしたら、

キーパー以外全員、海外組になる可能性もあるだろう。

そんなロシア行きの切符を手に入れることができなかったJリーガーたちを今回は紹介していこうと思う。

 

金崎夢生 鹿島アントラーズ所属

Embed from Getty Images
2016年6月まで代表の主力だった金崎夢生。

ハリルホジッチ体制では代表でも活躍し

ワールドカップメンバーに期待されていた。

年齢も29才と最も脂が乗った時期で迎えたワールドカップだったが

昨年のEAFF E-1サッカー選手権2017で復帰して以降代表召集はなし。

ハリルホジッチからクラブで監督と衝突して以降、追放状態にあり、

そこから這い上がったが、欧州遠征にはお呼びがかからなかった。

今シーズンJリーグでは日本人でトップの7ゴールをあげている金崎。

前所属ポルティモネンセへ復帰する可能性が今夏あるという。

中島翔哉が在籍するチームに移籍となれば

日本人のホットラインがみられることになるだろう。

 

小林悠 川崎フロンターレ所属

Embed from Getty Images
昨シーズン川崎フロンターレを初のJ1優勝に導いたストライカー小林悠。

自身はJリーグのMVPを獲得し、ワールドカップ前に十分すぎるアピールをした。

ハリルホジッチも小林の能力を認めており、

マリ・ウクライナ戦までは代表には選ばれている。

ハリルホジッチが解任されてからも西野監督は候補のリストの中に小林の名前を入れていたが

怪我のこともあり、代表からは最終的に落選。

ワールドカップでの活躍はみることはできなかった。

ハリルホジッチが監督であれば選ばれていたかもしれない。

 

杉本健勇 セレッソ大阪所属

Embed from Getty Images
昨シーズンのJリーグで22得点を叩きだし、

セレッソ大阪を上位に押し上げた国内最強ストライカーの一人。

昨年末には足を手術し、ワールドカップのメンバーに選ばれるために

いろんなものを犠牲にしてきた杉本だったが

大会まで2ヶ月という時期に監督交代という異常事態も重なり

最終メンバーからは落選。

日本人ストライカーにはあまりいない長身タイプで、

足元だけでなく空中戦も期待できる選手ではあったが

西野監督の構想には入っていなかった。

ハリル体制時代の3月の欧州遠征ウクライナ戦ではスタメンで出場しており、

前監督の信頼を得つつあったが、監督交代によって評価が一変してしまった

かわいそうな選手である。

宇佐美貴史と同じプラチナ世代で、プラチナコンビが期待されたが残念なことに

大舞台でみることは叶わなかった。

 

興梠慎三 浦和レッズ所属

Embed from Getty Images
31才となり円熟期を迎えたストライカー興梠。

本田圭佑と同じ世代の選手で

ワールドカップ出場経験はないが、代表の親善試合には呼ばれることが多かった選手でもある。

Jリーグでは120得点以上をあげ、チームの得点源だった興梠。

現在も得点を取り続けている。

ハリルホジッチ前監督は昨年の11月の遠征で興梠を代表に復帰させており

ギリギリまで見極めていたことがみてわかる。

浦和レッズではスルーパスに対する反応が職人芸と化しており、

相手DFも予測がつかないため、気づけばゴールが揺れているということは

シーズン中何度もあるくらいだ。

浦和がメンバーを固定していることもあるかもしれないが、

興梠は味方のパスに合わせるのが本当に上手い。

代表で輝けないのが不思議なくらいである。

西野監督に変わったことで、また再評価され選ばれるかと思ったが

残念なことにまたもワールドカップ最終メンバーに落選。

興梠が選ばれるためにはミシャことペトロヴィッチに代表監督をやってもらうしかないのかもしれない。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました