【ベスト8の夢潰える】コロンビアが日本に惨敗した3つの理由とは?

サッカーコラム
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ベスト8は確実視。ファルカオ。ハメスが揃い、親善試合のフランス戦も勝利と盤石だったコロンビア

2014年のブラジル大会は開催国ブラジルに惜敗したものの

エースネイマールを大会から追いやり、爪痕を残し

ハメスというブレイクスターも生んだコロンビア。

今大会では前大会を大怪我で未招集だったファルカオも健在。

大会前の親善試合のフランス戦では優勝候補から3ゴールを奪い圧巻の攻撃力をみせつけている

しかも2-0から逆転をしての勝利だった。

エースのハメスはバイエルンで圧巻のプレーを披露し、充実したシーズンを終えた状態で

大会に臨んだ。

コロンビアをよく知った人なら誰もが確信したであろうベスト8。

だがその夢は日本の侍たちによって見事に打ち砕かれる。

 

全盛期を過ぎたファルカオ。ブンデスリーガのバイエルンに移籍したハメス・ロドリゲスの誤算

コロンビアはファルカオというストライカーに加え

ハメスという創造性豊かな天才選手を兼ね備えている。

日本もこの2人の存在により

コロンビアにはよくて引き分けという報道が目立ち

勝利を予想した人はほぼ皆無だった。

だが今日の試合、ファルカオは前線でそれほど脅威にならず

これは川島永嗣や酒井宏樹がフランスのリーグアンで彼のことを知っていたから

ある程度研究されていたのではと予想。

アトレティコ時代の全盛期だったファルカオであれば日本もやられていたかもしれないが

今のファルカオは運動量が落ち、大方予想していたほどの脅威ではなかった。

またもう一人のキーマンであるハメスは

左ふくらはぎに問題を抱えていたため、ベンチスタート。

後半、10人の状態にも関わらず、

コロンビアのぺケルマン監督は日本からゴールを奪った

キンテロを下げ、万全ではないハメスを投入した。

これでブラジル大会の再現となるかと思われたが

ハメスも動きが重く、バイエルンで輝いていた彼ではなかった。

ブラジル大会では6ゴールで得点王になったが、今大会ではとても主役になれる感じではない。

ハメスはバイエルンに移籍したことでブンデスで多くの日本人選手と対峙することになり

今の代表メンバーでもデータを持っていた選手が何人かいたと思う。

これもハメス封じに役だったのではと予想。

 

西野監督の思考まで分析した名将ぺケルマン。退場者がでて10人になり大誤算。

情報収集家とも知られる

コロンビアの名将ぺケルマン。

大会前も西野監督の

経歴、性格、思考、采配の仕方、戦術パターン

を徹底的に調べ下準備をしてきたという。

しかしそんな指揮官に開始早々悪夢が襲う。

試合が始まると間もない時間で

コロンビアMFカルロス・サンチェスが痛恨のハンドで1発レッドで退場に。

香川にPKを決められると

数的不利のまま日本に押し込まれる展開となってしまった。

これにより、コロンビアは勝利へのルートを失ってしまったといえる。

初戦は大事だが、前回と違い、堅すぎる入りをしたことが原因だったのではないだろうか。

10人になりさすがの名将も思考停止に陥り、西野監督をはめることはできなくなってしまった。

 

ぺケルマンの謎采配、グアドラードを下げウィルマル・バリオスを投入

10人になり、数的不利となってしまったコロンビア。

しかも日本にリードされた状態で試合運びをしなければならなくなってしまった。

ぺケルマンのことだから

多少リスクを冒してでも攻撃の枚数を加えるだろうと予測していたが

右サイドを蹂躙していたユベントスのグアドラードを下げ

ボカジュニアーズで守備的MFを務めているバリオスを投入。

中盤のバランスを保つことを最優先した。

交代のあと、フリーキックから1点を返すが

反撃もここまでで、グアドラードを欠いた

攻撃陣は日本を崩すまではいかなかった。

完全にこの交代策は失敗だったといわざるを得ない。

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