ゴールデンウィークの過密日程も終わり予想に反してサンフレッチェ広島が1位、コンサドーレ札幌も大健闘
ワールドカップが控えている今シーズンのJリーグは過酷な過密日程となっており
中2日でのゲームが当たり前のように続く。
ワールドカップの大会中はJ1での試合が中断されるため今のうちに消化しなければならないというから大変だ。
特にアウェーの試合をする際の長距離移動は選手にとっても酷であり、
ずっとスタメンをはっている選手は蓄積疲労が大きく本来のパフォーマンスが発揮できなくなる。
そんな過密すぎるJリーグの今シーズンはややサッカー解説泣かせの大混戦となっており
開幕前の順位予想も大きく外れている。
広島を3位以内にした人は皆無で、数ある解説者の中での最高予想順位は5位だった。
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あとはほとんどが13位より下で、中には降格圏に予想している解説者もいる。
コンサドーレ札幌も3位と躍進しているが、同じように予想順位は下位から数えたほうが早く
降格圏がほとんどだった。
そんな日本のサッカー解説者・サッカー雑誌編集者が予想した降格圏3チームを今から紹介し
どれだけ実際とズレがあるのかをみていこうと思う。
予想16位湘南ベルマーレ⇒現在16位ガンバ大阪
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作シーズンJ2でまたも安定した強さをみせ這い上がってきた湘南を降格予想したライターは多い。
16位に予想した理由としては、「強い個性を確立したが戦力不足は否めない」とうことだった。
いろんな理由があるとは思うが、一番は毎回落ちているという点だろう。
しかし今季は4月の試合で鹿島、浦和、ガンバなどに競り勝っており
戦力差があるような感じはない。
今シーズンはライター陣を見事に裏切る結果を残してほしいものである。
予想17位清水エスパルス⇒現在17位サガン鳥栖
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清水エスパルスは昨シーズンリーグワースト3位の54失点を喫し
最後まで降格争いをしていた。
そんな清水が降格予想となった理由は
「土台作りに時間かかる」「守備を含め全体的に不安定」「戦術鄭大世を脱却しないと」
などがあげられている。
監督をシーズンオフに解任し、新たに昨シーズン広島を率いていたヨンソンが就任。
守備が格段に良くなった今シーズンは、先日やっとホーム初勝利をあげたものの
アウェーではコンスタントに勝ち点を獲得。
強豪柏レイソル相手にホームで勝利した今の清水は昨シーズンのチームとは全くの別物である。
よりロジカルに整備されたシステムで選手個人のやっていることが明確となり
迷いが昨シーズンよりも薄れている印象だ。
中でも元鹿島のファン・ソッコを獲得したことは大きく、中央の守備が格段に安定した。
まだまだシーズン中なのでわからないが最後まで降格争いをすることはないだろう。
予想18位V・ファーレン長崎⇒現在18位名古屋グランパス
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シーズン開幕前にJ1未経験の長崎が今の時期に14位につけているのを誰が予想できただろうか。
最下位にあげられた理由としては
「一度歯車が狂うと立て直しが困難」「J1経験者が少ない」
「守備的では勝ち点を稼げない」
というのがあったが
序盤こそ苦しんだものの4月には4連勝をマーク。
全て格上のチームに競り勝ち、エレベータークラブで終わらないぞという意地をみせている。
優勝予想も降格予想もJリーグは難しい…
サッカーライターと編集者、さらにタレント、解説者計30人が
今シーズンのJ1の順位予想をしたが
1位を独走している広島を5位以内に予想したのは広島を主に担当している編集者1人だった。
昨シーズンの成績では下位に予想してしまうのはある程度はわかるが
それは素人でもできること。
さらに上位予想には鹿島とセレッソ、浦和、川崎がほとんどを占めていたが
今トップ3に入っているのは広島、FC東京、北海道コンサドーレ札幌であることから
上位を予想するのは大変であることがわかる。
そして今回、最も予想を裏切ったのがクルピのガンバだろう。
J1でセレッソを上位に押し上げ、日本代表候補もたくさん育てた名将は
開幕からつまずき、16位と低迷。
今後若手がチームに馴染むことによって連携精度が上がることがあれば
10位以内にフィニッシュはいけるだろうが、優勝は無理だろう。
ワールドカップが控える今シーズンのJリーグは大混戦が予想される。
ヨーロッパのリーグには面白さがJにはあるので今後とも注目していきたい。
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