サッカー界の事故?2018冬移籍の3クラブ玉突き移籍で一番得をしたのはどこか?

サッカーコラム
この記事は約5分で読めます。

アーセナル、チェルシー、ドルトムントでストライカーの玉突き移籍が成立

今冬の移籍市場ではリバプールからバルセロナにコウチーニョが移籍したことで話題になったが

それよりも個人的に衝撃だったのが

アーセナルからチェルシーに移籍したジルーである。

同じロンドンに拠点を置くアーセナルとチェルシーと言えば

因縁あるライバルクラブ。

そこへ直接移籍することはタブーとなっているが

フランス代表のジルーはチェルシーに加入。

ジルーは冬にローマ、ドルトムント、セビージャからのオファーもあったにも関わらず

ライバルクラブへの禁断の移籍を選んだ。

理由はプレミアリーグでプレーしたかったからだという。

アーセナルはストライカーを放出したことでオーバメヤンを獲得。

さらにオーバメヤンを取られたドルトムントはチェルシーからいらなくなったバチュアイを獲得し

3クラブ間での玉突き移籍が成立した。

そこで改めて移籍した選手を紹介すると共に、どのクラブが一番得をしたかを独自に分析してみた。

 

オリビエ・ジルー アーセナル⇒チェルシー

Embed from Getty Images

コンテ監督が僕にオファーを出していることが、僕の選択の理由だ。コンテ監督が僕と一緒に仕事をしたいと言ってくれたこと。それが僕の決断の理由で、はっきりしているよ。コンテ監督が僕を高く評価してくれていることを理解している

チェルシー移籍のFWジルー、強豪から多くのオファーがあったことを告白 | サッカーキング
冬の移籍市場でチェルシーに移籍したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが、ドルトムント、セビージャ、ローマからオファーがあったことを明かした。イギリスメディア『···

ジルーの移籍理由は他にもある。

それはチェルシーを率いているのがコンテという点だ。

ベンゲルという名称に約6年間指導をしてもらったジルーにとって

どの監督に就きたいかは、最重要事項だったに違いない。

そして加入した直度の試合ではゴールこそなかったものの、ベルギー代表アザールから

彼は素晴らしいターゲットマンだと思う。彼は彼の周りに多くのディフェンダーを引き寄せるので、僕やペドロやウィリアンが周りでフリーになれる。

「僕がフリーになれる」チェルシーMFアザール、新加入ジルーを称賛 | サッカーキング
ベルギー代表MFエデン・アザールがチェルシーに新加入したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーを称賛した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が14日に伝えている。···

プレーをこのように大絶賛されていた。

ペドロやアザールがスペースを見つけやすくなったことでチェルシーの得点力は跳ね上がるに違いない。

 

ピエール=エメリク・オーバメヤン ドルトムント⇒アーセナル

Embed from Getty Images
さてジルーを失ったアーセナルは全く違うタイプのアタッカーを獲得した。

さらにサンチェスも放出し、得点力は減少?するかと思ったが、

さすがはブンデスリーガで得点王争いをしていたオーバメヤン。

それは杞憂であったことがこの前のエバートンとの試合で証明されたといえる。

アーセナルで不動の地位を築きつつあったラガゼットもオーバメヤンが来たことで

メンタルをやられてしまい、その影響か怪我で長期離脱を余儀なくされた。

それほどまでにオーバメヤンという選手はすごいということだろう。

 

ミシ・バチュアイ チェルシー⇒ドルトムント

Embed from Getty Images
2016年7月にマルセイユから移籍し話題になったバチュアイは

プレミアリーグ32試合で7ゴールと

思ったような結果を残せてなくペドロ、アザール、モラタ、ウィリアンと

ワールドクラスのアタッカーがいることでチェルシーのコンテ監督は

彼を2番手のストライカーとして扱っていた。

しかしドルトムントに移籍して、リーグ戦2試合、ヨーロッパリーグ1試合に出場し

なんと5ゴールを記録。

ベルギー代表のバチュアイは同じ国籍の選手がドルトムントに居ない中連携が不十分でも

しっかり結果を残している。

ドルトムントはレンタル移籍とはいえ素晴らしい補強をしたといえるだろう。

 

一番今冬に得をしたクラブは、サンチェスとのトレードでムヒタリアンを獲得したアーセナル?

僕が個人的に今冬この3クラブの間で得をしたのはアーセナルだと思っている。

理由はオーバメヤンとドルトムント時代にファンタスティックなプレーを連発していた

ムヒタリアンを獲得したからだ。

ムヒタリアンはドルトムントからユナイテッドに移籍してから1シーズン以上イングランドで過ごしている。

プレミアへの順応は申し分ないし、オーバメヤンとの連携もばっちりということから

ダブルでドルトムントの元ファンタスティック4を獲得したアーセナルが最高の補強をしたといえよう。

しかもサンチェスを除けば主力で放出したのはジルーだけで

司令塔エジルは健在、チーム力はかなり強化されたと言える。

ヨーロッパリーグへは規定でオーバメヤンの出場登録が不可能だが

プレミアリーグで好成績を残すことはできるだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました