勝ったことがない相手に無失点で完ぺきな勝利!日本代表が苦手なオーストラリアに勝てた3つの要因とは?

サッカーコラム
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アジア最終予選勝ったことないオーストラリアに勝ち、ロシアワールドカップの出場を決める

仏滅の今日、日本は埼玉スタジアムで難敵オーストラリアを破り

ワールドカップ出場を決めた。

コンフェデで活躍したロギッチのゴールを許さず、

日本キラーのケーヒルは不発、さらに相手の9番ユーリッチはコンディション不良で

何もできず、失点を0に抑え日本が完ぺきな勝利を収めた。

そんな今日の試合をいち早くレポートしてみたので最後までみていただければ幸いである。

 

乾貴士のドリブル、井手口の走力と攻撃参加、展開力が光る

今日のこの試合で最も輝いていたのはやはりガンバ大阪の21才井手口陽介だろう。

ボールを刈り取るハンターの役目だけでなく

積極的な攻撃参加、後半まで持つスタミナを武器にした走力で

どの選手よりもハードワークしていた。

さらにエイバルの乾がハリルジャパンで最終予選初先発。

絶叫調の男は前半から積極的にドリブルを仕掛け、相手のDF陣の体力をじわじわと

削っていた。

目立ったチャンスメイクこそできなかったが

日本が勝利した貢献度は十分だったといえる。

この二人を先発でいきなり使うハリルホジッチ監督の大胆さも功を奏した。

あれだけ走っておきながら試合を決める2点目をスーパーミドルで決めた井手口は

今日のMVPで間違いないだろう。

途中出場ながらチャンスメイクをした原口、さらに前線でポストプレイが光った大迫、

裏への飛び出しで1点目を決めた浅野も素晴らしかった。

 

本田、香川を外し長谷部、山口蛍、井手口のトライアングルにしたことで日本代表の守備力は強化された

オーストラリアは日本を香川、本田のチームだと思っているみたいだが

それは違う。

もう本田や香川がいなくても日本は勝てるだけのシステムを構築した。

井手口、山口、長谷部のボール奪取に優れたボランチ3人を起用しても

攻撃が停滞することなく、試合を進めることができるのだ。

長谷部はクラブチームでCBを任されるほどに守備力が向上しており、

さらに山口と井手口というモンスターが2人いれば

オーストラリアといえども容易に攻撃をすることはできなくなったわけである。

その証拠にこの試合で日本が打たれたシュート数はわずか6であった。

 

ハリルホジッチ監督のデュエルと縦に早い攻撃サッカーがオーストラリア3バックつなぐサッカーに勝った

コンフェデ杯でみせたオーストラリアの3バックはたしかに

日本の脅威になると予想された。

しかし今日の試合スタッツをみてもわかるように日本は19本のシュートをはなち

フリーキック、コーナーの数も相手を上回った。

オーストラリアのほうが攻撃的であったにも関わらず、

日本とこれだけの差ができてしまったのはなぜか?

それは単純につなぐサッカーで勝負したら日本のほうが

オーストラリアよりも上だからである。

オーストラリアは3バックシステムを導入してから日が浅く、

チグハグなところもあった。

その点、日本は縦に早く、デュエルで奪い速攻をするというサッカーを最終予選よりも前に

取り組み、精度を磨いてきた。

そのチームの成熟度の差が今日の試合ででたということだろう。

今のハリルジャパンからみればオーストラリアは付け焼き刃程度の成熟度であったといえる。

ハリルホジッチ監督が培ってきた戦術がようやく結果をだしたのだ。

今日の試合だがもし仮にオーストラリアが後半開始からロングボール主体に切り替えていたら

試合の結果は逆転していたかもしれない。

日本の成熟度が勝ったと同時に相手の徹底したつなぐサッカーにも救われたといえるだろう。

それに気候も木曜は安定していた。涼しく運動量で勝負するならホームの日本が完全に有利な条件だったのだ。

オーストラリアは日本の力を見誤り、監督のマネジメントが失敗した。

逆に日本は若手が躍動し、世代交代ができそうなとこまで進化を遂げ

ロシアワールドカップに向けての意味ある勝利を手にすることに成功したのである。

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